アクティブ・レンジャー日記
*慶良間花便り*
2016年01月12日
慶良間
1月の慶良間に咲く花々を紹介します。
今年は慶良間も暖冬で花の時期も早くなっているように感じます。
冬が暖かいとヤマモモの実がたくさんなると言われているので、春になるのが楽しみです。
ヤマモモは実をつけた頃にまた、AR日記にて紹介します。
☆ツワブキ☆ キク科
太平洋岸は福島県以南、日本海岸は石川県以南に分布する常緑の多年生草本。
方言で「チファファ」「チーパッパ」
葉は「フキ」に似た丸いハート形で、縁はギザギザのものからなめらかなものまで様々。
表面はワックスを塗ったように光沢があることから「ツヤのあるフキ(蕗)→ツヤブキ」が
転じて「ツワブキ」となったと言われています。
茎はあく抜きをすると食べることができ、慶良間ではソーキ(豚)と煮ることが多く、
出汁を吸うのでとてもおいしく頂く事ができます。
慶良間では林道沿いに多く見ることが出来ます。
☆リュウキュウバライチゴ☆ バラ科
房総・伊豆・紀伊半島・山陽地方以南と朝鮮南部に分布する落葉低木。
方言で「インギイチブ」「ナスイチュビ」
別名「オオバライチゴ」で日当たりの良い場所に自生しています。
花は白色で大きく、葉はバラの葉に似ていて茎には棘があるので注意が必要です。
果実は紅紫色で大きいものは直径3㎝ほど有り、ボリュームが有りおいしく食べることが出来ます。
慶良間ではサーターアンダギー(揚げドーナツ)に入れたり、ジャムにして楽しみます。
林道沿いで見ることが出来るのでつまみながらお散歩するのも楽しみです。
今年は暖かいのでこの時期からちらほら花を見ることが出来ます。
実がつく頃にはヤマモモと共に紹介します!こうご期待!