アクティブ・レンジャー日記
祝!屋久島パークボランティアの会20周年【屋久島地域】
2016年01月25日みなさん、こんにちは!
各地で記録的な寒さとなった1月24日と25日。
屋久島も例外ではありません。なんと、里に雪が積もりました!!
屋久島の里に雪が降ることはほとんどなく、ましてや積もることなんてほぼないので、屋久島の子供たちは大はしゃぎです。
...いや、大人たちも、写真を撮りに出かけたり、雪だるまを作ってみたりとはしゃいでいますね。
里に雪が積もるのは何十年ぶりかだ!と、島民の方がおっしゃっていました(゜Д゜;)
▲1月25日の屋久島世界遺産センター。
まさかセンターで雪かきをすることがあるとは夢にも思いませんでした。
▲南国を思わせるヤシの木と雪だるまのコラボ。
▲1月24日の千尋滝(左)と1月25日のモッチョム岳(右)。
しかしこれだけ寒いとこれから収穫を迎えるたんかんなど、農作物の寒害が心配されます。
船の欠航や積雪・凍結による通行止めなど、各方面にも影響が出ていますので、事前にご確認くださいね!
さて、2016年1月14日、屋久島国立公園パークボランティアの会は発足20周年を迎えました!!
20周年を記念して、記念誌の発行や特別写真展の開催、記念シールの作成など、現在会員のみなさんで様々な記念事業を進めています。
1月16日(土)、記念事業の一つとして計画していた、神社への参拝と今後の活動の安全祈願を行ってきました。
まずは牛床詣所(うしどこもいしょ)へ参拝に行きました。
屋久島は山岳信仰の島です。
ここ牛床詣所は、山岳信仰の重要な行事である「岳参り」の際に、家族が山に詣でた男たちを出迎えた場所で、女人禁制のため岳参りに参加できなかった女性や子供たちが日ごろ遠い山奥の御岳を拝んだ場所です。いわば、里における信仰の聖地です。
▲牛床詣所での参拝の様子。
続いて、益救(やく)神社へ行き安全祈願を行いました。
益救神社は、1200年の歴史がある屋久島山岳信仰の総本山です。
鎮守の山の神である一品宝珠大権現が祀られています。
▲安全祈願の様子。
そして夜は祝賀会!20年間の活動を祝して盛り上がりました♪
「昔はもっとゴミがあった。活動の後はトラックの荷台いっぱいにゴミを積んで帰ったんだよ。」
と、会員の方からお聞きしました。
今その場所はとてもトラックいっぱいのゴミがあったとは想像できないほど綺麗です。
パークボランティアの方々による20年間の活動が屋久島の今につながっているのだと思います。
今後益々会が発展していくよう、私たちアクティブレンジャーもサポートしていきたいと思います!
▲祝賀会にて。
~20周年記念 活動写真展のお知らせ~
屋久島世界遺産センターでは、屋久島国立公園パークボランティアの会20周年を記念して、20年間の活動の記録を写真で紹介しています!
ぜひお越しください!
場所:屋久島世界遺産センター
期間:1月14日~2月26日
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:土曜日
詳しくはコチラ↓
屋久島世界遺産センターHP