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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

西表島クイズラリー 大原港なかまりん&仲間川サキシマスオウノキ

2015年12月25日
西表石垣国立公園 アクティブレンジャー 日名

西表島クイズラリーが11月10日からを開催中です。

12月25日現在で、完走者7人です。

まだまだ皆さんの参加をお待ちしております!


クイズラリーのポイントの、Q3大原港なかまりんの紹介します。


言わずと知れた、西表島の東の玄関口です。

仲間港とも大原港とも呼ばれていますので、私は西表島に来て最初のころ、港が2つあると勘違いしていました。


ターミナルの建物は「なかまりん」の愛称がつけられていますが、あまり聞くことがないです。

【クイズ設置場所の様子】


私が発見した大原港なかまりんの素敵なところは、高速船からの荷下ろし風景です。

石垣島で買い物して船に積んで帰ってきた人や、送られてくる荷物を待っていた人たちが、みんなで協力して高速船に積まれている荷物を下ろします。

みんなで列を作ってバケツリレー方式で、前後の人で「ホイっ!」「これは重いよっ!」「これは○○さんの」と声を掛け合いながらやります。


離島ではいろいろと大変なことがありますが、みんなで協力しあって生活しています。




続いて、Q4仲間川サキシマスオウノキの紹介です。


仲間川の上流にあるサキシマスオウノキは、マングローブクルーズと合わせて西表島東部の観光名所です。

しかし、地元の人はなかなか行く機会がないと思います。

ですので、地元の人も久しぶりにor初めて行って欲しいという思いで、クイズのポイントにしました。

【クイズ設置場所の様子】


私が発見した仲間川サキシマスオウノキの素敵なところは、板根(バンコン)です。

表土が薄く根を地中深く伸ばせないので、根を板状に縦に伸ばして巨体を支えています。

植物の生き抜くための工夫が目に見えますよね~


昔の人は、板根の平たい形状に目を付けて、船の舵やまな板などに利用していたそうです。


植物の工夫を、さらに人間が工夫していたんですね。

【仲間川のサキシマスオウノキ】

実際はもっと迫力があります


特徴である板根から上の方まで写真に収めようと、後にどんどん下がって木道から落ちてしまわないように注意してくださいね。


バンコンと聞いて両親の顔が思い浮かびます。