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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

カンムリワシ2羽を11月に放鳥【石垣地域】

2015年11月17日
石垣

こんにちは。石垣島では8月ごろからカンムリワシのヒナは巣立ちをはじめ、自立したお腹の部分が真っ白でとても綺麗な幼鳥を目にすることができます。

  

最近は自動車によるカンムリワシの交通事故が増えています。今回、交通事故に遭った2羽のカンムリワシを動物病院で治療したのち、鳥獣飼養ボランティア施設でリハビリを行い、元気に回復したので、11月6日と10日の2日間に分けて放鳥を行いました。

  

11月6日に放鳥したカンムリワシは、若鳥で右脚に青のHと刻印した足輪が付いていたことから、去年の1月に衰弱して保護された愛称「ヘラ」であることがわかりました。放鳥場所は救護された付近の田んぼで行いました。2回も救護されてしまったので、3回目は救護されないように祈りながら、元気よく、田んぼ近くの林の中へ飛び立っていきました。

愛称「ヘラ」放鳥の様子

  

11月10日に放鳥したカンムリワシは、成鳥で愛称「レッド」と名付けられました。交通事故に遭った際、翼に出血がみられ、骨折していないか心配されましたが、レントゲン検査の結果、骨に異常はありませんでした。「レッド」は11月10日に、救護された付近の牧草地にて放鳥を行いました。放鳥時は風が強く、風にあおられながら飛び立っていったため、少し心配になりましたが、きっと今頃は元気に過ごしていると思います。

愛称「レッド」放鳥の様子

  

放鳥する個体には、放鳥したカンムリワシであることが識別できるように足輪を装着しています。愛称「レッド」には右脚に赤のRと刻印した足輪を装着しています。今後、足輪の付いたカンムリワシを見かけた際には、撮影画像を添付の上、撮影場所、日時をカンムリワシ・リサーチのメールアドレスkresearch526@yahoo.co.jpまでご連絡ください。重要な生存確認の情報として記録させていただきますので、ご協力をお願いします。

「レッド」の足輪(右脚赤R)

  

12月・1月・2月の期間は、カンムリワシの子育て期間になり、カンムリワシの行動が活発的になります。この時期は親鳥がヒナ鳥のために道路上のエサを捕ることも増えてくるため、交通事故の発生件数も多くなります。法定速度を守ったドライブ運転を行えば、急に飛び出してくる野生動物の交通事故を防ぐことができますので、ご協力をよろしくお願いします!!