アクティブ・レンジャー日記
子どもパークレンジャー!平久保サガリバナ群落ボランティア作業【石垣地域】
2015年10月02日みなさまこんにちは!石垣自然保護官事務所の神保です。
石垣島北部地域子どもパークレンジャー事業第4回目として、9月26日(土)に平久保サガリバナ群落のボランティア作業を行ってきました!
現地に到着するなり、元気いっぱい木に登って遊んでいる子どもたち。
さすが自然に囲まれて育っているだけありますね~(^^)
▲木に登る子どもたち
当日の作業は、平久保サガリバナ保存会のみなさまの説明やサポートを頂きながら、みんなで古くなったり、虫に食べられたりしている葉の剪定を行いました。作業が始まるとみんな夢中になり、葉を落とす「パチッ、パチッ」という音が響いていました。
▲葉の剪定作業中のようす
作業の後は軽食タイムです。
この日の軽食は・・石垣島のソウルフード「からそば」。
※からそばとは、八重山そばとサバの缶詰等を混ぜ合わせたものです。
ただし!この日のからそばは特別仕様で、大皿はバショウの葉、取り皿はゲットウの葉、お箸はススキの茎を切り、自分たちで作成しました。
全て自然のものなので、ゴミが出ず環境に優しい&自然が豊かな場所ならではのアイディアですよね。屋外でみんなと一緒に食べるご飯は格別なようで、大盛りだったからそばを、おなかいっぱいになるまで食べていました。
▲MY箸作成中
▲オリジナル「からそば」出来上がり
▲食事のようす
食事の後はサガリバナの観賞を行いました。
サガリバナの花は夜に咲くため、日没前と日没後とではまた違った姿を見せてくれます。
さっきまでつぼみだった花が、日が暮れるにつれて開いていく様子をみんなで観賞しました。
▲日没前のサガリバナ
▲日没後のサガリバナ
あたりが暗くなると、昼間にはなかなか見られない生き物たちも出てきてくれます。
この日はなんとヤシガニも姿を見せてくれました。
▲見つけたヤシガニ
きれいな月夜の中、サガリバナの観賞と格別な軽食、そしてサガリバナ群落内を冒険するなど、盛りだくさんでとても贅沢な一日でした。
当日ご協力いただいた平久保サガリバナ保存会のみなさま、本当にありがとうございました!
子どもたちに自分の生まれ育った北部地域を好きになってもらい、将来は自然を守る発信者となってくれたら・・と願っております。