アクティブ・レンジャー日記
海フェスタくまもとの展示報告などなど【雲仙地域】
2015年08月14日こんにちは、雲仙の瀬戸口です。普段は涼しい雲仙でも暑い日が続いています(^_^;)
さて、先日お知らせしました「海フェスタくまもと」において、「故郷の風景 有明海と雲仙岳」と題して、雲仙事務所で展示をしてまいりました!昨年度ご応募頂いたフォトコンテストの写真のうち、熊本県の沿岸8市町村から有明海越しに写した雲仙岳の写真をピックアップし、市町村ごとに並べて展示してみました!
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▲フォトコン展示・解説の様子
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"子ども向け・親子連れ向けに、有明海の魅力を感じられるように"というテーマのゾーンでしたので、有明海といえば干潟、干潟といえば・・・ということで、有明海の干潟の生物や漁具を展示しました!
(佐賀県鹿島市 道の駅干潟展望館の中村氏のご協力⇒道の駅鹿島 http://michinoekikashima.jp/ )
干潟のアイドルで瞳がハートの『ムツゴロウ』や、有明海のエイリアン?!『ワラスボ』、ハサミが自慢の『シオマネキ』など有明海の干潟ならではの生き物を並べたところ、「テレビとかでは見たことあったけど、実際に見るのは初めて!」という声も多く、どの世代にも大人気でしたよ~♪
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▲有明海の生き物たち(左から ムツゴロウ・ワラスボ・シオマネキ♂)
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このような生物がいっぱいいる有明海の干潟には、数え切れない程の水鳥が海外から渡ってきます。そのような世界的に重要な干潟を大切にしていこうと、平成24年には熊本県の『荒尾干潟』、今年の5月には佐賀県の『東よか干潟』、『肥前鹿島干潟』がラムサール条約湿地に登録されています。実は、その3カ所の干潟の共通点が、有明海の奥に雲仙岳がぽっかり見えることなんです!ということで、各地域から有明海越しに雲仙岳がどのように見えるか、展示をご覧頂きました。この流れで見て頂けるように『有明海クイズ』をつくって、子ども達に遊んでもらいながら、生物→干潟→雲仙岳とつなげて見てもらいました!
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▲有明海クイズ
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写真をご覧下さったお客さんからは、「私の住んでる所から、いつも雲仙岳が見えていますよ~!」「ここの写真は近所だけど、雲仙岳が見えてたのには気付かなかった~(+_+)」など、様々な声を頂きました。また幸運にも、フォトコンテストにご応募頂いた方々(3名)が展示を見に来て下さり、応募の際のことをお話できて嬉しく思いました(*^_^*)
(8/22には秋篠宮両殿下にもご覧頂き、関心をもって頂けました!)
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海フェスタに来られたお客さんの目的は、"美味しいもの食べにきた!""大きい船見に来た!"など、それぞれあるかと思います。しかし、たまたま環境省のブースを通って、有明海の生き物達や、写真を見て下さったお客さんが、1つ1つの生き物の名前などはハッキリ覚えていなかったとしても、なんとな~く「近所にある有明海は、豊かなんだなぁ~。地元熊本から有明海越しに、雲仙岳が見えたなぁ~。」と、印象に残って帰って頂き、後日、何気なく「あ!今日も地元から雲仙岳見えた!」と気づいていただけたらいいなぁと、解説しながら思いました(*^_^*)
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さてさて、雲仙岳の魅力が有明海の沿岸地域で更に注目されるように、雲仙事務所から新たな展開です!
\(^_^)/フォトコンテスト第2弾が始まりましたよ~~~~~~~!!!!!!!\(^_^)/
今回は、サブテーマを3つ設けて、同時に募集いたします!
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①干潟・平野と雲仙岳
⇒佐賀県・福岡県の干潟や平野を前景、雲仙岳を後景とする作品を募集。
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②阿蘇山と雲仙岳
⇒航空機もしくは地上・船上からの阿蘇山と雲仙岳のセットの写真を募集。
(両山を写した1枚の写真or両山を同じ場所で別々に写したペア写真)
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③天草諸島と雲仙岳
⇒平成26年に国立公園指定80周年を迎えた雲仙岳と、平成28年に指定60周年を迎える
天草諸島(長島含む)のセットの写真を募集。
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詳細は募集要領をご覧下さい!⇒ http://kyushu.env.go.jp/pre_2015/post_17.html
雲仙岳フォトコンテスト第二弾も、皆さんから沢山のお写真のご応募お待ちしております\(^_^)/
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対岸の各地域ならではの魅力的な風物と雲仙岳の風景のコラボは、対岸地域のふるさとの風景であり、国立公園「雲仙」の風景でもあることを、今後たくさんの方々にお伝えできれば、「九州ありあけ地域 みんなの雲仙岳」として、みんなで魅力PR出来る日がくるかもしれない!と思いながら、頑張っていきたいと思います(*^_^*)