アクティブ・レンジャー日記
「漫湖ミニ水族館」
2015年08月07日
沖縄南部
泥干潟、ヨシ原、マングローブ林など様々な環境が見られます。
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その環境の違いに応じて、海水から汽水域に生息する様々な魚類や甲殻類がおり、
水鳥の餌資源として漫湖に飛来する多くの水鳥の生活を支えています。
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漫湖水鳥・湿地センターでは、普段、目にすることが少ない水の中の生きものを
展示した「漫湖ミニ水族館」を毎年開催しています。(今年は8/2~8/16まで)
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【 キララハゼ 】スズキ目 ハゼ科 VU(絶滅危惧Ⅱ類)
灰褐色の体にきらきら光る斑紋があり、日本では沖縄島の干潟だけにすむ貴重な魚。
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【 オニカマス 】 スズキ目 カマス科
海の魚だが幼魚期に河川の汽水域で暮らす。
マングローブの中に潜み、小魚や甲殻類を補食する。
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潮の満ち引きの影響を受ける漫湖の魚類については、
専門家によると100種程度が生息しているとされています。
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魚の展示を通し、センター職員が現在の漫湖における魚類相を記録しています。
漫湖水鳥・湿地センターHPの中で紹介している『漫湖いきもの図鑑』
www.manko-mizudori.netをぜひご覧ください。
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家族連れやこどもたちの団体の来館者が多い夏休みに、
漫湖の生きものの多様さや面白さを再発見し、
湿地や自然環境の保全について考えるきっかけになって欲しいと思います。