アクティブ・レンジャー日記
海の自然教室in真栄里【石垣地域】
2015年07月29日毎年環境省主催で行っている、スノーケルを使った海の観察会、海の自然教室in真栄里と題して、7月18日(土)に開催しました!
当日参加者は13名(親子4組、中学生4名、一般1名)となりました。
今年は午前中に室内学習、午後から班に分かれて、スノーケルの観察を行いました。
始める前に、ちょっとしたゲームを行い、緊張している心と体をほぐしてから学習開始。
まずは生き物クイズ!
今回こんなクイズを出題してみました(^^)
みなさんはどれくらい答えられますか?
▲生き物クイズ
ヒントがないと分からない!ということで環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターの中にヒントを隠し、参加者に探し出してもらいました。
子どもも大人もセンター内を探し回り、「ヒントはどこだ~」と必死に探していました。
クイズの後、海に入る際の注意事項を説明してから、お昼休憩。
休憩中には、生き物をどれだけ見つけられるか、耐水性のビンゴを作成し、ビンゴの枠の中に見たい生き物を描いてもらいました。
▲生き物ビンゴ
作成したビンゴシートを持って、いよいよ海へ!
▲参加者とユビエダハマサンゴの群落
ビンゴに描いた生き物を見つけようと、参加者もスタッフも一生懸命探しました。
すると、班のリーダーをお任せしていたパークボランティアの方が、クモガイの仲間を見つけました。
このクモガイ、なんと手の上に乗せるとピョンっと跳ねて、海の中に帰っていったそうです。生き物にはいつも驚かされるばかりです...。
▲クモガイの仲間
そして閉会式。ビンゴの結果を参加者に尋ねると、なんと全員ビンゴ!
中には全部ビンゴしたという参加者もいたほどで、みなさん景品を手に満足そうにして帰って行きました。
真栄里海岸は街にとても近い海です。しかしこれだけ多くのサンゴや生き物たちも生活しています。
私たちの暮らしているすぐ近くに豊かな自然が存在していること、そしてその自然に興味を持ち、好きになってもらうことから自然保護は始まると思います。
スノーケルが初めてだった参加者も、そうでない参加者も、今回の観察会を通じて、海との距離を縮めるきっかけとなってくれれば幸いです。
夏休みもまだ始まったばかり。
みなさまも是非夏休みの思い出作りに、海に足を運んでみてください。
※海に入る際は、必ずルールを守り安全に楽しみましょう。