アクティブ・レンジャー日記
慶良間花便り 6月
2015年06月10日
慶良間
はいたい!(こんにちは!)
梅雨の中休み?慶良間は真夏のようなお天気に恵まれています。
6月の慶良間の島々に咲く花々を紹介します。
☆ハマゴウ☆ クマツヅラ科
方言で「ホーガーギー」
砂浜に生える落葉小低木。本州・四国・九州からアジア東南部から南大西洋、オーストラリアにも分布している。夏に美しい花を咲かせる。果皮がコルク質で、海流に運ばれて分布する。慶良間ではビーチで見ることが出来る。
果実を陰干しにして乾燥させたものは生薬(しょうやく)で、蔓荊子(まんけいし)といい、漢方では滋養強壮、解熱、消炎などの目的で用いられる。
☆クサトベラ☆ クサトベラ科
方言で「スーキ」「ギシギシバ」
海岸の砂浜や隆起珊瑚礁上に生える常緑低木。
日本では薩南諸島以南の南西諸島・小笠原諸島に分布する。
ハワイには海に咲くこの花はビーチ・ナウパカと呼ばれ、花弁が下半分しかなく、同様に花弁が半分しかないマウンテン・ナウパカの花と合わせてはじめて完全な花になるという伝説があり、これは、恋人のいる若者に恋をした火の神ペレがその想いを果たせず、嫉妬して二人を引き裂いてしまったというお話。
慶良間では道沿いに多く見る事が出来る。
グンバイヒルガオ☆ ヒルガオ科
方言で「アミフィーバナ」「ハマカンダー」
日本では鹿児島県から沖縄県の海岸と、大分県佐伯市の海岸に生育する。それ以北の日本には分布しない。この種はハマヒルガオとは異なりサツマイモ属に含まれ、アリモドキゾウムシの宿主植物となることから、四国・本州以北への植物体の持ち込みは検疫によって禁止されている。
慶良間ではビーチに生えています。踏みつけたり、引き抜いたりしないで下さいね。