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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

「なぎさミュージアム」がオープンしました♪ 【錦江湾地域】

2015年04月07日
霧島錦江湾国立公園 アクティブレンジャー 橋之口

こんにちは。霧島地域はマンサクに始まり、キリシマミズキやシロモジなど黄色い花が目立ち始め、春がやってきな~と感じています(^^)

今回は霧島錦江湾国立公園【錦江湾地域】の情報をお伝えします。

4月5日(日)に重富海岸自然ふれあい館「なぎさミュージアム」がオープンし、記念式典が行われました。

重富海岸は、干潮時には50㏊もの広大な干潟が現れ、ハゼの仲間やクルマエビの子ども、ハマグリ、ゴカイ、シャコなど、特有の生き物が見られます。また、国際的に希少なクロツラヘラサギをはじめ、チドリ類・カモ類などの水鳥が大変多いところです。

環境省では平成24年3月の錦江湾地域の国立公園指定を機に、自然情報発信と自然とのふれあいの拠点して「なぎさミュージアム」を建設しました。今後は、重富海岸を中心に環境教育や調査研究を実践しているNPO法人「くすの木自然館」の皆さんの協力を得て、施設の運営を行っていきます。重富海岸、錦江湾の魅力をどんどん発信していきますので、是非みなさんも足を運んでみてください。

(↑なぎさミュージアム外観とテープカットの様子)

式典後、くすの木自然館の方々が館内を案内してくださりました。館内は重富海岸を中心に錦江湾奥、姶良カルデラに関する自然環境や錦江湾奥周辺の見どころなどを展示してあります。またジオラマを用いて錦江湾奥の地形の状況やその変化、干潟の環境が紹介してあり、とてもわかりやすいです。干潟にいた生き物を水槽に展示してあり、横から砂の下の様子まで見ることができ、来館された方々は顔を近づけ、水槽の中を観察していました。

(↑干潟ジオラマの説明を受ける小里環境副大臣)

(↑館内の様子)

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(↑水槽をよく見ると生き物がたくさん!)

自然観察会も行われ、干潟をスコップで掘り起こし、大人も子どもも夢中になってカニやエビ、アサリなどを見つけ、館内の水槽の仲間に加えました。

(↑見つけた生き物を自慢し合いました!)

この日は時折雨が降り、霧がかかっていましたが、晴れた日は桜島がばっちり見え、干潮時には砂浜が広がります。

(↑あまりに広大で走りたくなりますね!)

皆さまも錦江湾にお越しの際は、「なぎさミュージアム」に是非遊びにいらしてください。

干潟やそこに住む生き物が身近に感じられますよ♪