九州地域のアイコン

九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

霧島連山閉山式に参加しました

2014年11月07日
えびの
こんにちは。11月7日は立冬で暦の上では冬の始まりとされています。4日の朝、えびの高原を歩いていますと何やら地面が眩しい事に気づきました。近づいてみると霜が降りていました。
白い地面とススキの穂が日に照らされキラキラと輝き、神々しい景色が広がっていました。


日々の通勤の中で少しずつ季節の移ろいを感じています。
しかし寒い。。。温度計を見てみると0℃でした!(わお!)

さて話しは変わりますが、11月2日(日)に湧水町の栗野岳で霧島連山夏山閉山式が行われました。
当日は雲に覆われ浮かない天気ではありましたが、栗野岳レクリエーション村で湧水町高原フェスタが開催され、多くのお客さんと、栗野岳登山客で賑わっていました。
すばらしい景色、湧水や温泉の恵みをいただいきありがとうございますm(_ _)mという思いを込め、栗野岳ウォーキングに参加してきました。
日本一の枕木階段を登り、カシワやカエデなどの森を落ち葉を踏みしめながら歩き、途中可憐に咲くキッコウハグマや赤く存在感のあるツチトリモチなどを観察しました。

↑キッコウハグマ(亀甲白熊と書くそうです。)

↑ツチトリモチ(キノコかと思ったら、双子葉植物とのことです。)

霧がかかり、あいにく見晴台から霧島連山の大パノラマは見られませんでしたが、気持ちよく登山を楽しめました。
自然への敬意を持ち、情報を収集し、しっかり準備し、計画を立てて登山しましょう。登山届も大事ですね。

↑閉山式の様子

栗野岳では11月16日(日)にレンジャー(自然保護官)の仕事を体験しながら、自然の大切さ、すばらしさを学ぶ「子どもパークレンジャー」を行います。
栗野岳は霧島山の中では古い火山の一つです。豊かな森が形成されていて、カエデ原生林に代表される紅葉が楽しめます。楽しく自然観察をしながら登山し、八幡地獄で噴気を見学します。活火山について学びながら、そこに暮らす地域の方のお話を聞いて、霧島の自然についてもっと知っていきましょう!是非ご参加ください(^^)



♪霧島最古の火山 栗野岳で紅葉を楽しもう♪
【日時】平成26年11月16日(日) 9:00~15:00
【場所】鹿児島県湧水町 栗野岳レクリエーション村
【対象】小・中学生(保護者の方も同行できます。)
【定員】20名
【参加費】無料
【主催】環境省 九州地方環境事務所 えびの自然保護官事務所
【後援】えびの市、湧水町、霧島ジオパーク推進連絡協議会
【実施団体】一般財団法人自然公園財団えびの支部
【講師】上床牧場:竹中勝雄氏
    栗野岳温泉南州館:永峯周作氏
【申込み/問い合わせ】一般財団法人自然財団えびの支部
           えびのエコミュージアムセンター
           電話:0984-33-3002
           FAX:0984-33-5914
           MAIL:ebin@bes.or.jp
※お弁当、飲み物、歩きやすい服装・靴、筆記用具、雨具、防寒着などをご用意ください。

霧島山の火山に関する情報・えびの高原周辺の情報は下記のURLから見ることができます。
○気象庁HP【霧島山の火山状況】
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/505.html
○宮崎県HP【霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺の噴火に関する情報提供】
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/somu/kiki/volcano/page00204.html
○えびの市HP
http://www.city.ebino.lg.jp/
○えびのエコミュージアムセンターHP
http://blog.goo.ne.jp/ebinomuseum