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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

8月11日「山の日」に向けての登山道整備

2014年08月14日
えびの
2016年から8月11日を「山の日」と制定することが決まり、祝日になります。
山の日とは山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日とされています。
山の日制定に先駆けて、また霧島地域が国立公園に指定されて80周年を迎えたこともふまえ霧島山と関わりがある方々45名ほどで高千穂峰登山道の整備をしました。

開会式では霧島市の前田市長から地元の誇りである霧島山を皆で守っていきましょう!と
ご挨拶をいただき、また宮崎県出身のシンガーソングライター大野勇太さんが地元を思ってうたう「霧島山」という曲を披露され、活動への志気がさらに高まりました。

今回は高千穂峰の霧島神宮の本宮址(あと)から頂上までの区間において
・階段を隠していた火山礫等を除去する
・段差のある階段の間に石を設置する
・雨水による登山道の浸食を防ぐために水切り道をつくる
・倒れてしまっていた杭を建て直す
・ロープを張り替える
などの作業をしました。霧がかかり視界があまり良くありませんでしたが、皆さん協力して無事に作業を終えることができました。


↑火山礫等を除去している様子



↑階段の間に石を設置している様子

今回の登山道整備を通して、多くの方々が霧島山を大事に思っていることを改めて感じました。
山の日は、夏休み中の子供たちが自然に親しみながら登山を楽しみ、
温泉やきれいな水の恵みに感謝する機会になるといいなと思います。
登山をする際は準備をしっかりして、決められた登山道を守って自然を楽しんでくださいね。


↑ひと仕事終えて皆さんいい笑顔です(^^)