九州地域のアイコン

九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

草原しんぶんぬりえ・絵画コンテスト表彰式・展示について【阿蘇地域】

2014年02月27日
阿蘇
今年の冬は例年にない大雪が降り、阿蘇ではあちこちで雪合戦や立派な「かまくら」がお目見えしました。しかし、雪をみてワクワクすることもあれば、農畜産業などには大きな被害が出ています。
また、阿蘇中岳も火山活動が活発化しており、火口周辺警報(噴火警戒レベル2)発令中です。早く収まってほしいのですが、自然と共に暮らしていることの関わりの深さを実感しています。

さて、タイトル表記にもありますが、「子どもそうげんしんぶん」とは、「阿蘇の草原を未来へ」引き継ぐ、阿蘇草原再生事業の一環として年2回発行しているものです。阿蘇の草原に関心を持ってもらうことを目的に、小学校1~3年生を対象としてぬり絵を募集しました。今回は第16・17回目となります。

 第16回については12月のAR日記に投稿していますので、今回は第17回ぬりえコンテストの紹介をします。テーマは「野焼き後の草原」~芽吹きを助ける野焼き~イラストは、前回同様、阿蘇市在住で活躍されているイラストレーターの「あべまりあさん」にお願いし、238点ものたくさんの応募をいただきました。
入賞作品では、野焼き後の草原に咲く花「キスミレ」や「ハルリンドウ」「サクラソウ」などがきれいな色で描かれ、人々や動物が草原に集い、楽しんでいる様子がイキイキと描かれています。


      第17回ぬりえコンテスト入賞作品


同しんぶんにて、「第7回阿蘇の草原を描こう!絵画コンテスト」も小学生及び中学生を対象とし募集しました。今回は、「阿蘇の草原に関係すること」をテーマに絵画を募集したところ、22点の応募をいただきました。
あか牛と草原を描かれた作品が多く、入賞作品では、あか牛とのふれあいが浮かんでくるような、より身近な存在として描かれていました。


      第7回絵画コンテスト入賞作品

表彰式は、晴天に恵まれた2月23日(日)に、作品展示を行っている国立公園阿蘇・公園情報センターにて開催しました。
 毎年、出品してくれる子どもたちの成長も見られたり、「お兄ちゃんが昨年受賞したので、今年は(弟さんが)入賞目指してがんばったんです!」との声も聞かれました。
また、あべまりあ氏から魂が輝くための【さんかく△】のお話や、まりあちゃんの健康体操を子どもも大人も一緒に体を動かして、和やかな雰囲気の中で行われました。
式のあとは、自然公園財団阿蘇支部の協力のもと、草原のススキで「ミニホウキつくり体験」を行い、「思ったより簡単だったので、また家でも作ってみたい!!」とたいへん喜ばれていました。


      表彰式の様子

【お知らせ】
 展示案内:第17回 ぬりえ応募全作品238点・第7回絵画22点(入賞作品含む)
      第16回入賞作品
展示期間:平成26年3月5日(水)まで
場  所: 国立公園阿蘇・公園情報センター
阿蘇市黒川974-9
電話:0967-34-2171
開館8:00~17:00・入館無料
http://www.bes.or.jp/aso/accessmap.html