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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

寒いです、えびの高原。【霧島地域】

2013年11月13日
えびの
11月11日(月)の通勤中に、ふと韓国岳を見上げると山頂の部分が白くなっていました。
事務所の玄関に設置している温度計を見てみると0℃。
ああ、あの白いのは樹氷だなと確信しました。

今年初めての樹氷です。
せっかくなので、ひとっ走り登山道の状況を見に行くことに…



5合目は枝先にうっすらと。



8合目からは一面の木々が真っ白く、まるで白い花が咲いているように見えました。

途中、山頂から降りてきたおじさんと立ち話をしたところ、おじさんが登り始めた6:30には4合目くらいから木も地面もバリバリに凍っていて、特に「黒い岩」に足を置くとツルツル滑って怖かったとのことです。
他にも8合目から山頂に至るまでの土になっている場所では、まだまだ半分凍っているようなツルツルの状態でした。
(※ここだけの話ですが、急いでいた私はうっかり滑ってしまいました。)



そうこうして、ようやく韓国岳山頂に。
韓国岳山頂の看板の裏には、実は温度計があるのですが…なんとマイナス2℃をさしていました!!
(温度計の写真を撮っていなかったのが一生の不覚…ちなみに吹き飛ばされそうなくらいの強風が吹いていました。)

到着したのが9:30だというのに…マイナス2℃。
雲一つなくて、太陽がサンサンとさしているのに…マイナス2℃。
みみたぶと鼻先と指先とつま先がジンジン痛くなり、長居をすると凍え死にそうなくらいの寒さでした。

ああ、やっぱり韓国岳山頂の標高1700mは伊達ではないのだな、冬がとうとう来てしまったのだと身にしみて思いました。

ちょうど鹿児島と宮崎の県境に位置する韓国岳。
地元のみなさまに愛されて、四季を通じて登る方が多い山ですが、道路も登山道もこれからの季節は寒く滑りやすくなっていきますので、南国育ちのみなさまにはくれぐれも気をつけていただきたいと思います。