アクティブ・レンジャー日記
ヤマネコ交通事故対策【対馬地域】
2013年10月25日
対馬
先日10月10日、上対馬町舟志で今年1件目のツシマヤマネコの交通事故が起きてしまいました。
台風の過ぎた翌日、成獣のメスでした。
もうすぐ9ヶ月間無事故、ようやく265日まで延びた交通事故ゼロ記録がまたゼロになってしまいました。
まだ若い、これからまだまだ繁殖に参加できる年齢。
彼女はこれから先、元気だったなら、もっともっと子どもを産んでくれたかもしれません。
その命が一瞬にして消えてしまったのです。
そう考えると、とてもやるせません。
そんな思いを抱きながら 、先日は現場近くに、移動式看板を設置してきました。
杭をうち、土嚢で固定し。
少しでもドライバーの方々に見てもらえるように、知ってもらえるように。
「ヤマネコ飛び出し注意」
すぐそばにいる彼らの存在を知らせる移動式看板です。
これからの季節、若いヤマネコたちの親離れの季節です。
もっとも事故の多くなる季節です。
この2週間、毎日、新たな交通事故が起きないかと、朝晩、気が気ではありませんでした。
これからの季節、今から心配がつきません。
さて、看板設置以外にも当センターでは交通事故が起きる季節でなくとも、
普段から多くの交通事故対策を行っております。
交通安全キャンペーンでは警察や安全協会の方々、当センターのつばきちゃんや、
長崎県のろくべぇ君と一緒にチラシを配り安全を呼びかけたり、看板を設置したり
応援団の方々と一緒にカルバートの清掃を行ったり…。
今日はつい先日行った対策をご紹介させて頂きます!
まずは1つめ!!
先ほど、設置風景をご紹介しました移動式看板。
交通事故の現場付近や、ヤマネコの野生復帰場所の近くなどに設置しているこの移動式看板。
夜でも車のライトでよく光る素材でできています。
そこで、この看板を用いて、PR!
10月17日から19日までの3日間、ボランティア団体「ツシマヤマネコ応援団」と市の協力を得て、
対馬上島全域を夕方から夜間に2時間、この看板を荷台に積み、
ステッカーを貼った3台の車を使って、パトロールを行いました!
荷台の看板。夜になると右のように!
暗闇に光る移動式看板。
ドライバーの皆さんへの注意喚起にばっちり目立ちますね。
これから事故の多くなる11月~1月にも、パトロールは行う予定です。
この看板はヤマネコのいるところをお知らせするもの。ヤマネコは上島全域にいるんです。
どこでも飛びだし注意!安全運転をお願いいたします。
そしてもう1つ!
対馬市上県町の駅伝部の方々と国道328号線を、
ヤマネコ飛び出し注意Tシャツを着てランニング!
交通事故防止ランニングです★
場所は国道328号線。対馬の主要道。
そのため車の通りも多く、残念な事にヤマネコの事故も多い道です。
そして、今回走ったのは最近、特に道路上でのヤマネコの目撃情報が多発している箇所。
センターのある佐護と隣の集落、佐須奈をつなぐ箇所です。
このヤマネコ飛び出し注意Tシャツはセンター職員の川口さんが作って下さり、
島内の駅伝部に贈ったものです!
蛍光塗料で、暗闇でもちゃんとばっちり光ります!
光るTシャツを着て、走ることで、こちらもドライバーの皆さんに
ヤマネコ交通事故防止を呼びかけるものです。
こちらも看板ともコラボレーション。
どちらもよく光ります。
駅伝部の皆さん、ご協力ありがとうございました!
島内の皆さん、このTシャツをきた方が走っているのを見かけたらぜひぜひ応援してあげて下さい!
2つの交通事故対策をご紹介しましたが、
交通事故対策はこれから秋から冬にかけて、まさに正念場。
さらに気を引き締めていかなければいけません。
ヤマネコに優しい運転は人にも優しい運転です。
道路脇の光るものはもしかしたらヤマネコの目かもしれません。
姿は見えないかもしれませんが、彼ら野生動物は私たちのすぐそばにいます。
どうぞ皆さま、暗い夜道、対馬だけでなく、それを心にとめての安全運転をよろしくお願いいたします(^^)
台風の過ぎた翌日、成獣のメスでした。
もうすぐ9ヶ月間無事故、ようやく265日まで延びた交通事故ゼロ記録がまたゼロになってしまいました。
まだ若い、これからまだまだ繁殖に参加できる年齢。
彼女はこれから先、元気だったなら、もっともっと子どもを産んでくれたかもしれません。
その命が一瞬にして消えてしまったのです。
そう考えると、とてもやるせません。
そんな思いを抱きながら 、先日は現場近くに、移動式看板を設置してきました。
杭をうち、土嚢で固定し。
少しでもドライバーの方々に見てもらえるように、知ってもらえるように。
「ヤマネコ飛び出し注意」
すぐそばにいる彼らの存在を知らせる移動式看板です。
これからの季節、若いヤマネコたちの親離れの季節です。
もっとも事故の多くなる季節です。
この2週間、毎日、新たな交通事故が起きないかと、朝晩、気が気ではありませんでした。
これからの季節、今から心配がつきません。
さて、看板設置以外にも当センターでは交通事故が起きる季節でなくとも、
普段から多くの交通事故対策を行っております。
交通安全キャンペーンでは警察や安全協会の方々、当センターのつばきちゃんや、
長崎県のろくべぇ君と一緒にチラシを配り安全を呼びかけたり、看板を設置したり
応援団の方々と一緒にカルバートの清掃を行ったり…。
今日はつい先日行った対策をご紹介させて頂きます!
まずは1つめ!!
先ほど、設置風景をご紹介しました移動式看板。
交通事故の現場付近や、ヤマネコの野生復帰場所の近くなどに設置しているこの移動式看板。
夜でも車のライトでよく光る素材でできています。
そこで、この看板を用いて、PR!
10月17日から19日までの3日間、ボランティア団体「ツシマヤマネコ応援団」と市の協力を得て、
対馬上島全域を夕方から夜間に2時間、この看板を荷台に積み、
ステッカーを貼った3台の車を使って、パトロールを行いました!
荷台の看板。夜になると右のように!
暗闇に光る移動式看板。
ドライバーの皆さんへの注意喚起にばっちり目立ちますね。
これから事故の多くなる11月~1月にも、パトロールは行う予定です。
この看板はヤマネコのいるところをお知らせするもの。ヤマネコは上島全域にいるんです。
どこでも飛びだし注意!安全運転をお願いいたします。
そしてもう1つ!
対馬市上県町の駅伝部の方々と国道328号線を、
ヤマネコ飛び出し注意Tシャツを着てランニング!
交通事故防止ランニングです★
場所は国道328号線。対馬の主要道。
そのため車の通りも多く、残念な事にヤマネコの事故も多い道です。
そして、今回走ったのは最近、特に道路上でのヤマネコの目撃情報が多発している箇所。
センターのある佐護と隣の集落、佐須奈をつなぐ箇所です。
このヤマネコ飛び出し注意Tシャツはセンター職員の川口さんが作って下さり、
島内の駅伝部に贈ったものです!
蛍光塗料で、暗闇でもちゃんとばっちり光ります!
光るTシャツを着て、走ることで、こちらもドライバーの皆さんに
ヤマネコ交通事故防止を呼びかけるものです。
こちらも看板ともコラボレーション。
どちらもよく光ります。
駅伝部の皆さん、ご協力ありがとうございました!
島内の皆さん、このTシャツをきた方が走っているのを見かけたらぜひぜひ応援してあげて下さい!
2つの交通事故対策をご紹介しましたが、
交通事故対策はこれから秋から冬にかけて、まさに正念場。
さらに気を引き締めていかなければいけません。
ヤマネコに優しい運転は人にも優しい運転です。
道路脇の光るものはもしかしたらヤマネコの目かもしれません。
姿は見えないかもしれませんが、彼ら野生動物は私たちのすぐそばにいます。
どうぞ皆さま、暗い夜道、対馬だけでなく、それを心にとめての安全運転をよろしくお願いいたします(^^)