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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

西表石垣国立公園パークボランティア海岸清掃【石垣地域】

2013年10月08日
石垣
石垣も日没後は涼しい風が吹き、暑い夏の夜から秋へと移り変わりを感じる季節になりました。

西表石垣国立公園パークボランティア活動として、国立公園エリアである石垣市の大崎海岸で漂着ゴミなどを回収し、もともとある美しい自然海岸を保全していこうと石垣市市民保健部環境課の方にもご協力いただき海岸清掃を実施しました。


回収したゴミ分別作業時の様子

海岸清掃はパートナーを組んで、約300mの作業範囲を1時間半かけて行いました。当日は、雲の多いお天気でしたが、時折強い日差しも照りつけ汗だくになりながらの作業となりました。結果は、ペットボトル7袋、空き缶1袋、発砲スチロール類6袋、可燃物3袋、不燃物6袋、漁業用資材7袋の計30袋、重量約30㎏を回収し、その他ブイ7個、廃油缶4つを回収しました。これらの中には周辺国から漂着してきたゴミも数多く見受けられました。


海外の文字で書かれた漂着ゴミ


回収した海岸ゴミ

海岸を見渡しても一見ゴミがとても多いとは感じない方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に清掃をして海岸林や防波堤の隙間を見てみるとたくさんの海岸ゴミが溜まっていることに気づきます。八重山にはすばらしい海や自然海岸がたくさんあります。自然がゴミによって汚れてしまうのはとても残念です。今回は、短い時間での清掃活動だったため、回収できなかったゴミもたくさんありましたので、今後も海岸清掃を実施して少しでも海岸のゴミを回収していきたいと思います。海岸ゴミは、自然に分解されにくい物がほとんどなので、放っておけばどんどん溜まってしまいます。

みなさんのお近くの海岸や河川にも多くのゴミが漂着していると思います。多くの地域で、このような海岸清掃や美化清掃が実施されていますので、ゴミのない美しい自然を目指して、ぜひみなさんも地域の清掃活動に参加していただければと思います。