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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

山頂は虫パラダイス 【霧島地域】

2013年07月31日
えびの
先日、霧島地区パークボランティア研修会を実施しました。

今回の研修会は、霧島錦江湾国立公園の霧島地域のために環境省に力を貸してくださるパークボランティアのみなさんのレベルアップのために、山頂で見られる昆虫の事について学びました。


始めに鹿児島県立博物館の金井さんの座学があり、その後は野外研修ということで、高千穂峰山頂にて昆虫観察のお手伝いをしました。

当日の天気は悪く、早朝に高千穂河原に集合した段階では野外研修を行うかが非常に危ぶまれましたが、なんとか高千穂峰山頂にたどり着くことはできました。

しかし普段であればアブやハエが飛び回っていて、お昼を山頂で食べようとお弁当を広げると一瞬で虫弁当になってしまうのですが、風が強いからか、飛び回る虫たちはまったく見られません。

これでは肝心の昆虫観察ができないと思っていたら、金井さんから「きっと物陰にしがみついてますね~、探してみましょう!」との声が!

気を取り直して、丹念に岩の隙間や草の間、看板の下を見ていくと………います!!!
たくさんいます!!


上昇気流で山頂までやってきたと思われる虫たちが、必死にしがみついていました。


大人数で探したということもあるのでしょうが、アブやハエはもちろんのこと、ハチやカメムシ、ゾウムシ、クモ、カマドウマ、ミミズなどを見つけることができました。

国立公園内の特別保護地区では、昆虫の採集は禁止されていますが、山頂には虫がたくさんいますので、機会があれば探して観察してみてください。