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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

口永良部島清掃活動その①!~海岸清掃~ 【屋久島地域】

2013年07月19日
屋久島
みなさん、こんにちは!
屋久島自然保護官事務所の水川です。
今回は屋久島国立公園パークボランティアの活動報告です。

7月6日から7日にかけて、パークボランティアの方と口永良部島に行ってきました!
今回の活動は、海岸清掃への参加、特定外来生物であるオオキンケイギクの駆除、登山道の標識塗り直しなど盛り沢山な内容となりました。
今回の日記は第一弾として、海岸清掃について報告します。

ところでみなさん、口永良部島がどんな島か知っていますか?
口永良部島は、屋久島の北西12㎞に位置する火山島で、島の東部には、活発な火山活動を続ける新岳や古岳があり、現在も火口壁面から水蒸気と火山ガスを勢いよく吹き出しています。
火山島でありながら、スダジイなどの照葉樹に覆われていることから「緑の火山島」と呼ばれるこの島は、島の全域が屋久島国立公園に指定され、豊かな自然環境が残されています。

その口永良部島で行われた海岸美化清掃には、多くの島民の方々が参加されていて、私たちがフェリーで島に到着した頃には、すでに沢山のゴミが集められていました。私たちも急いで参戦!せっせとゴミを集めました。



海岸清掃の様子(前浜)。

一つの浜が綺麗になったところで、次の海岸、向江浜に移動です。
向江浜は、産卵のためにウミガメが上陸するそうで、地元の方が手作りしたウミガメ保護柵が設置されていました。
島の子ども達は、卵が埋まっているウミガメ保護柵の中に入らないよう注意しながら、一生懸命ゴミを集めていました。



向江浜のウミガメ保護柵。

今回の海岸美化清掃は、合計4つの海岸で行われました。
回収したゴミは、流木や細かな枝、国内外から流れ着いた漂着物がほとんどで、島内で捨てられたゴミではありません。
それにもかかわらず、清掃は、子どもからお年寄りまで総勢60名以上の島民の方々で行われました。
島の人口は約150人なので、島民の半数近くの方が参加されたことになります。
これは、自分たちの島を大切に思い、島の問題に島のみんなで取り組もう、美しい自然環境を守ろうとする皆さんの心の現れだと思います。
この清掃活動を通じて、口永良部島の方々の、島への想いや、自然環境への意識の高さを知りました。
それと同時に、今回回収されたゴミ、また、清掃を行わなかった浜に残された大量の漂着ゴミを目の当たりにし、海岸のゴミ問題には沢山の課題が残されていると改めて感じました。
ゴミのない綺麗な海にするにはどうすればよいのか、一人一人にできることは何か、みんなで考えていきましょう。



島民の方々、そしてパークボランティアの皆さん、
暑い中本当にお疲れ様でした!!