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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

大分大学と登山道整備活動 【くじゅう地域】

2012年09月21日
くじゅう
今週になってさらに朝晩の冷え込みが強くなりました。
朝は12℃くらいで、長袖を着てても寒いほど。
そろそろフリースを着なきゃな~と思うところです。
山登りをされる方は、しっかり防寒着の準備をしてくださいね。

ところで、9月19日(水)に大分大学の学生28名と長者原から諏蛾守峠(すがもりとうげ)を結ぶ登山道の整備を行いました。

学生たちは夏休みの集中講義で前日からくじゅうに入り、野焼き準備の輪地焼き(防火帯づくり)活動に続く自然体験活動の一環で、ご協力をいただきました。
登山道整備は少人数ではなかなかできないため、今回のボランティア活動は、登山道を守りながら利用する上で大変ありがたいものです。


当日は3つの作業を行いました。
まずは登山道の水切り作業。



ここは、以前整備したものが流されるほど雨水の流量が多いことから、水を逃がす水道を造りました。
地盤が固くてちょっと苦労しました。

そして、土止めの木板張り。



雨で削れて掘れた斜面がこれ以上荒廃しないように、板を張って階段状に補修しました。
板と板の間には下から運んできた石を敷き詰め、表面の土が雨で流されないように工夫。学生の細かい仕事でキレイにできました!

最後は古くなったロープを張り替え、浮いた杭を再度打ち直しました。



約1時間半という短い時間でしたが、予定の区間をきっちり整備する事が出来ました。
また、安全に歩けるような工夫がされるなど、学生たち自身が考えながら楽しそうに作業する姿勢は素晴らしかったです。

すがすがしい顔で下山していった彼ら。
ボランティア活動に限らず、プライベートでもくじゅうに来て自然とふれあって欲しい。あわよくば、紅葉のシーズンに今回整備した場所を歩いて紅葉を楽しんでもらえたらいいなと思います。

おつかれさまでした!!!