アクティブ・レンジャー日記
初秋の風物詩 【くじゅう地域】
2012年09月10日
くじゅう
「ウィーン~ウィーン~ウィーン~」。
ススキの穂がそよそよとなびく坊ガツル湿原に響き渡るセミの声、いやいや、刈り払い機の音。
さぁ、今年もやってきました!
来春の野焼きに向けた防火帯づくり、いわゆる「輪地(わち)切り」です。
9月1日(土)、刈り払い機を背負った精鋭部隊約130名がくじゅう連山の坊ガツルに入り、作業を行いました。
私も去年に引き続き作業に参加。まだまだ機械の扱いにぎこちなさはあるものの、約2時間の作業でしっかり役目を果たしました。
ただ草を刈るだけならいいのですが、ここは湿原。貴重な植物が花を咲かせる前ということもあり、足元に神経を集中させる必要があります。
危うく刈りそうになったリンドウの花。草の陰に隠れてこんなにきれいに咲いているなんて、可愛いすぎます。
最後の方は手がしびれ、刈り払い機が暴れ馬寸前でした…(汗)。
まだまだヒヨっ子です。
さて、輪地切りは春に行う野焼きの準備の第1弾です。
2週間後に草を刈った後を焼く「輪地焼き」を経て、来年の春に防火帯に囲まれた湿原を一気に焼きます。これが野焼き、いわゆる本焼きと呼ばれるものです。
前にもお伝えしましたが、この防火帯づくりが一番大変な作業で、坊ガツルでは、約4kmにわたり幅7~10mほどで草を刈らなければなりません。
この作りが甘いと、湿原に隣接する森などに火が飛んで、山火事を引き起こす可能性が高くなります。
ではいったい輪地切りした後はどうなっているのか?
6日に登った平治岳から見た坊ガツルです。
湿原を取り巻く薄緑の輪っか状の区域が「輪地」です。
約30haの広大な面積を焼くには、念入りな準備が必要であり、そしてより多くの人手が不可欠です。
輪地切りも仕事を休んで参加される地元住民、ボランティアの方がいて、草原景観を守るために皆で協力して作業を行っています。
坊ガツルの野焼きが復活して12年。
復活した火をずっと灯し続けていきたいですね。
ススキの穂がそよそよとなびく坊ガツル湿原に響き渡るセミの声、いやいや、刈り払い機の音。
さぁ、今年もやってきました!
来春の野焼きに向けた防火帯づくり、いわゆる「輪地(わち)切り」です。
9月1日(土)、刈り払い機を背負った精鋭部隊約130名がくじゅう連山の坊ガツルに入り、作業を行いました。
私も去年に引き続き作業に参加。まだまだ機械の扱いにぎこちなさはあるものの、約2時間の作業でしっかり役目を果たしました。
ただ草を刈るだけならいいのですが、ここは湿原。貴重な植物が花を咲かせる前ということもあり、足元に神経を集中させる必要があります。
危うく刈りそうになったリンドウの花。草の陰に隠れてこんなにきれいに咲いているなんて、可愛いすぎます。
最後の方は手がしびれ、刈り払い機が暴れ馬寸前でした…(汗)。
まだまだヒヨっ子です。
さて、輪地切りは春に行う野焼きの準備の第1弾です。
2週間後に草を刈った後を焼く「輪地焼き」を経て、来年の春に防火帯に囲まれた湿原を一気に焼きます。これが野焼き、いわゆる本焼きと呼ばれるものです。
前にもお伝えしましたが、この防火帯づくりが一番大変な作業で、坊ガツルでは、約4kmにわたり幅7~10mほどで草を刈らなければなりません。
この作りが甘いと、湿原に隣接する森などに火が飛んで、山火事を引き起こす可能性が高くなります。
ではいったい輪地切りした後はどうなっているのか?
6日に登った平治岳から見た坊ガツルです。
湿原を取り巻く薄緑の輪っか状の区域が「輪地」です。
約30haの広大な面積を焼くには、念入りな準備が必要であり、そしてより多くの人手が不可欠です。
輪地切りも仕事を休んで参加される地元住民、ボランティアの方がいて、草原景観を守るために皆で協力して作業を行っています。
坊ガツルの野焼きが復活して12年。
復活した火をずっと灯し続けていきたいですね。