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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

子どもパークレンジャーin久住高原 【くじゅう地域】

2012年08月27日
くじゅう
今日のくじゅう・長者原周辺は、台風の影響で朝から風雨が強く、人気もまばら。
夏休み中の子どもたちの姿も見えません。
今頃、宿題に追われているところでしょうか(自分は毎年ヒィヒィ言ってこの時期は宿題をしてました)。

ところで、夏真っ盛りの7月31日(火)、久住(くじゅう)高原にて子どもパークレンジャー事業「清流大野川源流 学んで知って水遊び」を実施しました。

子どもパークレンジャーとは、国立公園の保護や管理、調査などをしている環境省のレンジャーの仕事を体験し、自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動です。

今回は、13名の子どもパークレンジャーと一緒に、くじゅう連山にある大野川の源流部探検をしたり、湧水が集まった高原部の川で生きもの探しや滝すべりをしたりと、くじゅうが育む水について学び、遊びを通して自然と親しみました。

さぁ、源流をめざし出発~!



森の中をずんずん進むと、登山道のそばに観音様を発見(写真上)。
「なんで観音様がいるの?」
「くじゅうの山は、昔から宗教的に信仰された山で、登山道沿いに観音様がまつられているんだよ。」
くじゅうの山の歴史についても知ることができました。

それから歩くこと20分ほどで源流域に到着。
子どもたちも岩の間からきれいな水がしみ出している場所を見つけました。
そこではトンボの幼虫である「ヤゴ」やヒキガエルの幼体、また周辺でノコギリカミキリなどをゲットしました。

山から下りた後は、高原部の川へ移動して、生きもの探し等の時間です。



みんな網を持って準備万端!
草が生えているところを網でガサゴソ、ガサゴソ…
大きな網は大人も交じってみんなで協力プレイ。
そして、見事にアブラメ(標準和名:タカハヤ)という魚をゲットしました。魚はやっぱり子どもたちの興味関心を引き付けるようで、とてもうれしそうでした。

生きも探しの後は、滝すべりや釣りで川遊びの楽しさを体験し、最後は湧水で冷やしたスイカ割り!
探検して、調べて、遊んで、食べて。くじゅうの水を通じて、くじゅうの自然について知り、学び、楽しむことができた1日になりました。



参加してくれた子どもたちにとって、今日の活動が自然をもっと好きになるきっかけになればと思います。
そして、新しい友達ができたことも、きっと思い出になったことでしょう。
おつかれさまでした!