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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

「鳥の観察会とバードセーバー作りを楽しもう」活動報告 【奄美地域】

2012年08月16日
奄美
 先日伊藤アクティブレンジャーが報告した「マングローブ探検隊」に続き、自然ふれあい行事の第二回目、~夏のクラフト教室~「鳥の観察会とバードセーバー作りを楽しもう」を鹿児島県奄美パークさんと共同で開催いたしました。

 建物の窓ガラスに周りの木々が映り込み、野鳥などが衝突して死んでしまう事故をバードストライクと言います。その衝突を防ぐために窓ガラスに張るシールをバードセーバーと言います。バードセーバーを作り野鳥の衝突事故を少しでも減らすこと、そして野生生物の保護について考えることが今回のクラフト教室の目的です。



 まずは鳥の観察会を行いましたが、前日に沖縄付近を通過した台風の影響でしょうか、あまり野鳥の姿をみることはできませんでした。次にみんなで実際にバードストライクが多発する窓ガラスを確認しました。やはり、窓ガラスに周りの木々が映り込んでいるのが原因のようです。



 その後、室内でバードセーバーの作成に取りかかりました。野鳥を型どった枠の中をみんな思い思いの色にマジックやクレヨンなどで塗りつぶしていきます。この緑色の鳥はズアカアオバトでしょうか。子供たちだけでなく、一緒に参加したお母さん方も結構真剣に塗っていました。塗り終わったら切抜いて、ラミネート加工して名前を記入します。



 見事に、カラフルで個性的なバードセーバーが出来上がりました!これぐらい派手なバードセーバーなら野鳥も気づいてくれるでしょう。これを先ほど確認した窓ガラスに貼り完成です。



 ご参加いただいた皆様、有難うございました。これでバードストライクが減ってくれると良いですね!