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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

初夏の風薫るくじゅう 【くじゅう地域】

2012年06月22日
くじゅう
こんにちは!
今日は、目が覚めるような青空が広がっています。

午前中に訪れた久住高原では、牛が元気に草をはみ、背後には阿蘇の五岳もはっきり見えました。



この草原が続く雄大な景観は、いつ何時見ても感動します。
阿蘇くじゅう国立公園の草原景観は、まさに日本の宝です。

ところ変わって、飯田高原のタデ原湿原では、初夏を彩るキスゲ〔別名:ユウスゲ〕(ユリ科)の花が一輪咲きました。



観察していると、ハチがさっそく「蜜を拝借~♪」とばかりに、花の中へ潜っていきました。
茎の方へ目をやると、そこにはびっしりとアブラムシが。
白い粒のようなものがそれで、甘みがあると言われる茎はアブラムシの大好物のようです。

花の終わったチガヤ(イネ科)は、白い尻尾のような綿毛に変身(写真下)。
風でゆらゆらとなびく姿は、つい、ぼ~っと見とれてしまいます。



これからのくじゅうは、草原を中心に花の季節を迎えます。
風薫る、花咲く高原へ遊びに来てみませんか?