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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

ポイ捨てされたごみたち 【阿蘇地域】

2012年06月07日
阿蘇
毎年5月30日~6月5日の「全国ごみ不法投棄監視ウィーク」(ごみゼロウィーク)に合わせ、九州地方環境事務所では国立公園内のごみを監視する「自然公園ごみゼロデー」を実施しています。阿蘇くじゅう国立公園の阿蘇地域でも、先週末にごみ拾いを実施しました。



6月3日、早朝の天気は小雨がちらついたものの、開催時には気持ちの良い青空となりました。
場所は阿蘇市一の宮町坂梨を起点として、高森町へ走っている国道265号線沿いの約6kmの区間です。

国道265号線は阿蘇市と南阿蘇を結んでいて、地元の方のみならず観光客にもよく使われる主要な道路です。
交通量が多いためか、たばこの吸いがら、空き缶やペットボトル、お弁当がらなどポイ捨てごみが大半を占め、草の茂ったところやカーブには廃タイヤ、車のシートなどの粗大ごみもありました。約1時間半の活動で軽トラックにいっぱい(約120kg)になりました。



国立公園内では「ごみは持ち帰る!ごみ箱があればごみ箱に!」が基本ですが、ポイ捨てや不法投棄をする人は、「人目につかなければどこでもごみ箱」と思っているのでしょうか・・・。阿蘇の自然の中で、捨てられたごみはその後どうなっていくのか?誰がそのごみを片付けるのか?ということを考えてもらいたいです。

阿蘇の自然を守るため、県内各地そして遠くは佐賀県からもパークボランティアの皆さんが足を運んで下さっていることに、阿蘇1年生の私は「阿蘇は皆さんに愛されているんだな」と非常に感激しました。
阿蘇市、阿蘇地区パークボランティア、自然公園財団阿蘇支部の皆さん、ご協力ありがとうございました!