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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

静かな湖畔~別府・志高湖 【くじゅう地域】

2012年03月06日
くじゅう
3月になってから、菜種梅雨らしい日が続きますね。
5日(月)に小雨の降る中、別府市の志高湖(しだかこ)へ巡視に行ってきました。



志高湖は、別府の鶴見岳南側の標高約600mにある湖です。
隣の神楽女湖(かぐらめこ)と並んで、阿蘇くじゅう国立公園のくじゅう地域の代表的な湖です。

平日、さらには季節がらもあってか、湖畔に人気はほとんどなく、ひっそりとしていました。
周りの風景が湖面に映りこんで、まるで鏡絵のよう。
次第に白い霧が立ち込めてきて、幻想的な雰囲気に包まれました。


上:ヒドリガモの群れ
下:舗装された気持ちのいい散策路

ここでは、のんびり小型ボートで遊覧できるほか(現在休止中。3月中旬から再開)、自然散策などが楽しめます。
特に、自然散策は志高湖一周コース(約30分)や梅雨時にハナショウブが咲き乱れる神楽女湖まで巡るコース(約1時間)などの3コースがあります。
駐車場のあるレストハウスで歩数計の貸出しをしているので、楽しく健康づくりもできますよ。

いまは木々の葉が落ちて寂しい様子ですが、季節がすすみ若葉が芽吹いた頃を想像すると、待ち遠しいですね。



ベンチに座って読書なんてのも、ぽかぽかした春の休日にはもってこい。

志高湖には実は、高校生の時にバス遠足で来たことがあるんですが、記憶にほとんどありませんでした。
しかし、今回の巡視で、こんな穴場があったのか!と目から鱗でした。
年をとると、自然への印象はもちろん、モノの見方が変わるようです。

やまなみハイウェイのドライブ途中にぜひ立ち寄ってみてください。