アクティブ・レンジャー日記
平成新山防災登山に参加してきました! 【雲仙地域】
2011年11月25日
雲仙
11月21日(月)、平成新山防災登山に参加してきました。
1990年(平成2年)から始まった普賢岳の噴火活動。この時に形成された溶岩ドームは、それまで長崎県最高峰であった普賢岳(1359m)の山頂を超える高さまで発達し、平成新山(1483m)と命名されました。
この噴火活動は、1995年(平成7年)にはほぼ終息しましたが、現在もなお、溶岩ドームには崩落の危険性があるため、平成新山およびその周辺は警戒区域として、立ち入りが厳しく規制されています。
今回は安全確認、防災のために、特別に許可を得ての登山です。
当日、午前中は冷え込みが厳しく、登山道沿いでは、霜柱やつららが見られました。また、溶岩ドーム周辺には、現在も水蒸気が噴出している箇所がいくつもありますが、その付近では霧氷も観察されました。
警戒区域内では全員、ヘルメット着用です。写真を見ていただけると、一帯がどれほど危険な場所であるかがお分かりいただけるかと思います。
今回の登山で、溶岩ドームの噴気の温度は徐々に下がっていることが確認されましたが、一方、崩落の危険性は依然として高いことが確認されました。
上の写真は山頂部から島原方面を写したものですが、巨大な岩が今にも崩れ落ちそうです。
「平成新山へはいつ登れるようになるのか?」という質問をよく受けます。しかし、登山に参加して、当分の間は、崩落の危険性が高く、一般利用は難しいということをあらためて確認しました。
しかし、来年度の供用を目指し、普賢岳の新登山道の整備が進められており、これが完成すれば平成新山を間近で見ることができるようになります。また、新登山道は有明海や雲仙の山々の眺望も素晴らしく、今から楽しみです!
1990年(平成2年)から始まった普賢岳の噴火活動。この時に形成された溶岩ドームは、それまで長崎県最高峰であった普賢岳(1359m)の山頂を超える高さまで発達し、平成新山(1483m)と命名されました。
この噴火活動は、1995年(平成7年)にはほぼ終息しましたが、現在もなお、溶岩ドームには崩落の危険性があるため、平成新山およびその周辺は警戒区域として、立ち入りが厳しく規制されています。
今回は安全確認、防災のために、特別に許可を得ての登山です。
当日、午前中は冷え込みが厳しく、登山道沿いでは、霜柱やつららが見られました。また、溶岩ドーム周辺には、現在も水蒸気が噴出している箇所がいくつもありますが、その付近では霧氷も観察されました。
警戒区域内では全員、ヘルメット着用です。写真を見ていただけると、一帯がどれほど危険な場所であるかがお分かりいただけるかと思います。
今回の登山で、溶岩ドームの噴気の温度は徐々に下がっていることが確認されましたが、一方、崩落の危険性は依然として高いことが確認されました。
上の写真は山頂部から島原方面を写したものですが、巨大な岩が今にも崩れ落ちそうです。
「平成新山へはいつ登れるようになるのか?」という質問をよく受けます。しかし、登山に参加して、当分の間は、崩落の危険性が高く、一般利用は難しいということをあらためて確認しました。
しかし、来年度の供用を目指し、普賢岳の新登山道の整備が進められており、これが完成すれば平成新山を間近で見ることができるようになります。また、新登山道は有明海や雲仙の山々の眺望も素晴らしく、今から楽しみです!