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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

中学生の職場体験レポート! 【くじゅう地域】

2011年10月18日
くじゅう
10月13日(木)~14日(金)の2日間、くじゅう自然保護官事務所のある長者原(ちょうじゃばる)からほど近い地元の飯田中学校から、生徒さん1名が職場体験に来られました。

ちょうどその両日とも、自然を守るための野外活動の予定が入っていたので、環境省のレンジャーが野外でどのように自然を守る活動をしているのか、実際に一緒に体験してもらいました。
今日の日記では、その時の様子や感想を中学生にレポートしてもらいます!

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一日目の体験では、玖珠農業高校の三年生と一緒に外来種のオオハンゴンソウの駆除をしました。


オオハンゴンソウの話をノートに書き留める様子
(写真提供:長者原ビジターセンター)

私はオオハンゴンソウは草だから、手でどんどんひっこ抜けばいいと思っていました。しかし、行ってみると、オオハンゴンソウは思っていた以上に大量にあり、しかも、スコップや鍬で掘らなければ抜けず、とても大変でした。
私は少ししか駆除できませんでした。
もしオオハンゴンソウに気付かず、放っていたらタデ原はオオハンゴンソウだらけになると思います。外来種の駆除をすることは、とても大切なんだなと思いました。

そして、外来種駆除作業の後に、そのことについての展示物を作りました。


(写真提供:長者原ビジターセンター)

長者原ビジターセンターに来たときはぜひ見てください!
1階へ下りる階段に展示しています。

二日目の体験は、ミヤマキリシマの下草刈りでした。
大分西部森林管理署の職員さん、九重の自然を守る会や飯田高原観光協会のボランティアの方々と一緒に作業しました。

ミヤマキリシマは笹で覆われていました。ミヤマキリシマは、日が当らないと枯れてしまうので、鎌でミヤマキリシマにかぶさっている笹を切りました。ジョキジョキと切れる感覚がとても楽しかったです。
 


ミヤマキリシマの下草刈りが終わっても、笹に覆われているミヤマキリシマはまだたくさんありました。一日目の外来種駆除をしていても思ったけれど、自然は簡単には元通りにならないし、すぐにはキレイにならないなと思いました。自然を絶対に壊さないようにしたいです。

今回の職場体験で、自然について前よりも詳しくなれてよかったです。
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以上、中学生からのレポートでした!
2日間という短い間でしたが、自然とふれあいながら一生懸命仕事に取り組んでくれました。
いろいろ話をした中で、「地元の飯田高原が好きです。」と笑顔で話す姿が印象的でした。
これからもくじゅうの自然を愛してくれるはず!
ビジターセンターにも気軽に遊びに来てくださいね~。