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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

坊ガツルにて、外来種駆除活動を行いました【くじゅう地域】

2011年08月15日
くじゅう
8月9日(火)、ラムサール条約湿地に登録されている坊ガツル湿原にて、九州電力大分支社の方やOBの方々など総勢23名で、外来植物の駆除を行いました。

今回の駆除対象植物は、
・ヒメジョオン
・セイタカアワダチソウ
・アメリカセンダングサ
の3つです。



初めに私、指原が、外来種についてや坊ガツルに侵入している対象植物を手に取りながら、同定ポイントなどについて説明しました。

その後、グループに分かれて作業開始!

駆除の仕方は、外来種を1本1本抜いた後、ゴミ袋に入れて封をし、蒸し殺しに。
ヒメジョオンが花期を迎えており、結実する恐れがあるためです。
(蒸し殺した後は、野焼き前の準備作業である、9月中旬の“輪地焼き”の際に焼く予定です。)

約1時間後、90リットルのゴミ袋14袋分もの量が積み上がりました。
その重さ約140kg!


(九州電力大分支社提供)

人が集まると、短時間でこんなにも成果が出ます。
坊ガツル湿原では、ここ5~6年、継続的な外来種駆除の活動をしており、アメリカセンダングサについては、数と範囲も減少しているのではないかということです。

来年、今回の活動場所がどうなっているかしっかり確認して、どうしていけばよいのか考えていく必要があると思いました。


*おまけ*

坊ガツルに咲いていた、コウライトモエソウ(絶滅危惧IB類[大分県])です。


(長者原VC種村氏提供)

黄色く光る大きな花びらが、とても華麗です。