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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

飛び出せ!子どもパークレンジャー!!【くじゅう地域】

2011年08月05日
くじゅう
8月3日(水)、竹田市久住町周辺で、子どもパークレンジャー事業「学んで知って水遊び」を実施しました。
大分県民の飲み水を供給するくじゅう山系の源流域や湧水地を巡って水について理解を深め、川遊びの中で自然や生き物とふれあうことが目的です。

今年は様々な小学校から、1年生から6年生まで、総勢35名の子どもたちが参加しました。
子どもたちは、朝から元気いっぱい!
開会式では、国立公園のレンジャーの仕事を紹介した後、代表者に子どもパークレンジャー任命証が授与されました。


ちょっと緊張したかな。

この日は、朝から厚い雲に覆われ、小雨の降るあいにくのお天気。
山に登って源流部を見る予定を取りやめ、3つの湧水地を巡りました。

まず1つめ。
炭酸水が湧く白水(しらみず)鉱泉では、あまり飲み慣れない炭酸水の味に子どもたちもしかめっ面。でも、湧く場所によって異なる炭酸の濃度の違いを感じたり、「石の色が白っぽいのはなぜ?」など、自然の不思議さを感じているようでした。

続いて、500年前のお殿様も愛した納池(のいけ)公園で湧水探し。
湧水場所に生えていたクレソンの葉っぱをかじったり、湧水を飲んだりと、現場をきっちり確認!



最後は老野(おいの)湧水へ。
水の冷たさに子どもたちから歓声が!
ここから湧きだした水は、すぐ下の大川という川につながっているので、湧水などが集まって川ができていることが分かります。ちゃんと理解できたかなぁ?



そして、午後。
天気も晴れて、大川へGO!
子どもたちが待ちに待った魚取りや水遊びの時間です。

●竹で作った特製の網と協力プレイで、見事アブラメ(別名タカハヤ)をゲット!
●水の流れに体をまかせて滝すべり!
などなど、子どもパークレンジャーたちは大自然の中で思う存分、水遊びを楽しんでいました。

最近は、私が子どもだったころとは違い、自然の中で自由に子どもたちが遊ぶのが難しい状況です。
この体験を機に、自然や生き物をもっと好きになって、将来、この中からレンジャーを目指す子どもが現れるといいな、と感じました。