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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

高原から離島&仏の里へ[姫島編]【くじゅう地域】

2011年07月14日
くじゅう
こんにちは!

梅雨も明け、夏本番という感じになってきました。

さて、7月7日(木)・8日(金)の2日間、くじゅうを離れて、瀬戸内海国立公園の国東(くにさき)半島の方へ巡視に行ってきました。
国東半島へは、4月に行って以来、約3カ月ぶりです。
ただ、今回は船に乗り、国東半島の北に浮かぶ離島、「姫島」にも行ってきました!

姫島は国東半島の伊美港の北6kmにあり、車エビやカレイなどの新鮮な魚介類が名産であり、伝統文化では姫島盆踊り(キツネ踊りなど)が有名です。
そして、旅するチョウ「アサギマダラ」の休息地として重要な場所であり、初夏と秋には多くの個体が飛来します。
そのアサギマダラの休息地を確保するため、島の方たちがスナビキソウとフジバカマの植栽地を設けて休息地保全をしていました。姫島には年2回飛来するのですが、初夏はスナビキソウ、秋はフジバカマの花期に当たり、それぞれの花の蜜を求めて辺り一帯を乱舞します。



[写真左上から時計回りに、アサギマダラ・フジバカマ植栽地・スナビキソウ植栽地・スナビキソウの花]

姫島の魅力といえば、美味しい魚介やチョウなどがありますが、独特の海岸地形もその一つです。
なかでも国立公園内にある「観音崎」という場所が個人的に気に入りました。



断崖絶壁の観音崎の先端には、姫島七不思議のひとつである「千人堂」という小さなお堂があります。その広さなんと2坪!
なんでも、鬼に追われた善人を千人かくまうことができるそうです。

伝説ってすごいです。ほんとか嘘か、夢がありますね。

もっとお伝えしたいことは色々あるのですが、ここに書ききれないので、ぜひ一度、姫島を訪れてみてください。夏に必須なビーチもありますよ。



国東半島の宗教文化を象徴する仁王様も姫島に居ました!
やはり文化的なつながりはあるようです。