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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

飯田高原のお宝王になろう!【くじゅう地域】

2011年05月30日
くじゅう
「飯田高原のお宝を探しに出発~!」

地元の小学生を対象に昨年度も行った「飯田高原お宝探検隊」。
今年度も飯田高原の自然や歴史、文化などを学ぶイベントを月1回、小学校3~5年生を対象に、九重町と地域サポーターの方や長者原ビジターセンター、九重ふるさと自然学校、そして環境省が連携して行っています。

ちょっと前の話になりますが、4月は長者原に伝わる「朝日長者七不思議ツアー」を実施しました。朝日長者が残した伝説の地を訪れ、その今昔物語とともに長者と関係が深い飯田高原周辺の「水」文化を学ぶ、大人も楽しい内容でした。
ツアー後は水の飲み比べクイズで味覚試し。子どもたちは舌の感覚を研ぎ澄ませ、ソムリエのような目つきで楽しそうに取り組んでいました。

そして、5月の「お宝探検隊」は…
「泉水山麓で生きものみ~っけ!!春のプチキャンプ」を実施しました。 野焼きが終わった泉水山は、草花たちの芽吹きの緑が鮮やかで、眺めているだけでうっとりします。そこに爽やかな風が駆け抜けると、最高に気持ちがいいですね~。

探検隊当日は快晴! ポカポカ陽気の下、事前に作っておいた「草原の生きものビンゴ」をしながら草原探検をしました。



みんなお目当ての生き物を見つけてビンゴが完成!

さてさて、草原探検の後はおいしい時間。昼食作りです。
マツやスギの枯れ葉を着火剤にして、まずは火起こしから。みんな経験者ということで、手こずることなくはんごうに火をかけることができました。

ジュジュッと水が溢れてきたら、火力を弱めて…しばし待つこと10分。はんごうを裏返して蒸らし、また10分。
ふっくらツヤツヤのごはんが炊けました~!

おかずは、スタッフが収穫してきた山菜の天ぷらの盛り合わせ。
コシアブラにウド、セリ、イタドリ、フジの花、クレソン、タンポポの花など、飯田高原の自然の恵みがたくさん!
大盛かき揚げ丼をつくる子どももいて、なんとも贅沢な昼ご飯になりました。



草原探検と春の味覚を満喫して、子どもたちも飯田高原の自然についてちょっと理解を深めてくれた様子。



子どもたちが飯田高原のお宝王になれるよう、また地元の国立公園を知ってもらえるよう、私もクルーの一人として活動を支えていきたいと思います!