アクティブ・レンジャー日記
日本のいのち、つないでいこう!COP10まで50日前
2010年08月27日
沖縄南部
沖縄の水辺に棲むオキナワシリケンイモリ
沖縄にはとてもきれいなイモリがいます。
【和名】オキナワシリケンイモリ
【分類】サンショウウオ目 イモリ科
【撮影日】2010年8月26日【場所】沖縄県南城市
歩く姿や泳ぐ姿もかわいいのですが、正面から顔をのぞくと
意外にも眼が大きく、とても愛らしい顔をしています。
背面の金箔のような斑紋が太陽の光できらきら光り、腹面の
オレンジ色は指先まで彩られてとても鮮やかです。
アップでみるとカエルによく似ていて、両生類の仲間なんだと
改めて実感しました。
立派な尾を持つシリケンイモリ。
長い尾の先端が剣のようにとがっているのでシリケン。
漢字では『尻剣』と書くそうです。
雌雄の区別もこの尾を見るとわかりやすく、オスは比較的尾の
幅が広く 頭から胴までの長さと同じくらいの長さで、メスは
尾が細く、オスよりも長いそうです。(大きさ100mm-180mm)
黒っぽい背面に金箔のような斑紋がある個体が多いようですが、
この日は同じ場所で写真①~③のように、模様の出方が違う個体に
出会いました。
①背面に斑紋がない ②斑紋がある ③斑紋が多い
同じ仲間でも個々が違って「これも生物多様性なんだなぁ」と
感じました。
近年、各地で個体数の減少が確認されています。沖縄島南部
にある水場では、この15年ほどの間に出現個体が1/4以下に
減少してしまっているそうです。いろいろな原因が考えられ
ると思いますが、土地開発にともなう生息域や繁殖場所の縮小、
また観賞用としてペットショップなどでも売られていることか
ら、乱獲等も懸念されます。
水のきれいなところに棲むオキナワシリケンイモリ。
みんなで美しい自然を守っていかなければなりません。
沖縄にはとてもきれいなイモリがいます。
【和名】オキナワシリケンイモリ
【分類】サンショウウオ目 イモリ科
【撮影日】2010年8月26日【場所】沖縄県南城市
歩く姿や泳ぐ姿もかわいいのですが、正面から顔をのぞくと
意外にも眼が大きく、とても愛らしい顔をしています。
背面の金箔のような斑紋が太陽の光できらきら光り、腹面の
オレンジ色は指先まで彩られてとても鮮やかです。
アップでみるとカエルによく似ていて、両生類の仲間なんだと
改めて実感しました。
立派な尾を持つシリケンイモリ。
長い尾の先端が剣のようにとがっているのでシリケン。
漢字では『尻剣』と書くそうです。
雌雄の区別もこの尾を見るとわかりやすく、オスは比較的尾の
幅が広く 頭から胴までの長さと同じくらいの長さで、メスは
尾が細く、オスよりも長いそうです。(大きさ100mm-180mm)
黒っぽい背面に金箔のような斑紋がある個体が多いようですが、
この日は同じ場所で写真①~③のように、模様の出方が違う個体に
出会いました。
① | ② | ③ |
①背面に斑紋がない ②斑紋がある ③斑紋が多い
同じ仲間でも個々が違って「これも生物多様性なんだなぁ」と
感じました。
近年、各地で個体数の減少が確認されています。沖縄島南部
にある水場では、この15年ほどの間に出現個体が1/4以下に
減少してしまっているそうです。いろいろな原因が考えられ
ると思いますが、土地開発にともなう生息域や繁殖場所の縮小、
また観賞用としてペットショップなどでも売られていることか
ら、乱獲等も懸念されます。
水のきれいなところに棲むオキナワシリケンイモリ。
みんなで美しい自然を守っていかなければなりません。