奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
世界自然遺産

Amami-Oshima Island, Tokunoshima Island, Northern part of Okinawa Island, and Iriomote Island

世界自然遺産登録に向けて:推薦書、管理計画

※PDFおよび外部リンクは別ウインドウ(別タブ)で開きます。

推薦書

ユネスコ世界遺産センターへ「世界遺産一覧表記載推薦書 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を平成31年に提出しました。

包括的管理計画

極めて多様かつ特異な価値を有する推薦地の自然環境を将来にわたり適正に保全、管理していくことを目的として、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界自然遺産推薦地包括的管理計画(以下、「管理計画」という。)」を策定しました。

管理計画は、推薦地の保全に係る各種制度を所管する管理機関が、その他の関係行政機関、周辺住民、観光、農業、林業など関係する事業者、研究者、NPO等と、相互に緊密な連携、協力を図りながら、推薦地を適正かつ円滑に管理するため、各種制度の運用及び各種事業の推進等に関する基本的な方針を明らかにするものです。

推薦区域

※奄美大島は推薦区域と登録区域が異なります。登録区域を知りたい方は「遺産地域」のページをご覧ください

管理体制

4地域にまたがる世界自然遺産推薦地の適切な保全、管理を進めるためには、関係する行政機関(以下「管理機関」という。)や地元団体等が協力して取組むことが重要です。そのため、奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界自然遺産推薦地においては、連絡調整、合意形成の場として、地域連絡会議や4地域ごとの地域部会を設けるとともに、各事業の推進等にかかる共通の目標や管理方針を示した「包括的管理計画」、具体的な取組内容を定めた「行動計画」を作成し、管理機関や地元団体等が十分に連携できるような管理体制を整えています。また、取組の推進に際しては、有識者からなる科学委員会や地域ワーキンググループ(奄美ワーキンググループ、沖縄ワーキンググループ)を設置し、科学的な知見からの助言を得ることとしています。

管理機関

環境省、林野庁、文化庁、鹿児島県、沖縄県、奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、徳之島町、天城町、伊仙町、国頭村、大宜味村、東村、竹富町

関係者の連携のための体制

計画対象区域の適正な保全、管理が遂行されるよう、管理機関の密接な連携、協力のもと、一体となった取組を進める必要がある。このため、管理機関の連絡調整の場として「地域連絡会議」を設置する。「地域連絡会議」では、計画対象区域全体に係る包括的管理計画の策定、見直しにかかる合意形成、連絡調整、取組状況の確認等を行う。

さらに、計画対象区域は4つの地域に分かれており、地域ごとに地域社会の意見を踏まえて、連携、協力して保全、管理を行う必要がある。このために、管理機関、その他地元の関係行政機関、関係団体、NPO等が参加する連絡調整の場として、「地域連絡会議」の下に4つの地域ごとに「地域部会」を設置する。「地域部会」では、地域別の行動計画の策定、見直しにかかる合意形成、連絡調整、進捗管理、取組状況の点検、評価等により、各計画対象区域の適正な保全、管理を進め、必要に応じて地域連絡会議に対し、報告、調整を行う。

科学的助言に基づく順応的な保全管理体制

計画対象区域の保全・管理にあたっては、モニタリング結果に加え、2013年度に設置した専門家からなる「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界自然遺産候補地科学委員会」と、地域単位で詳細な議論をするために2014年度に科学委員会の下に設置した「奄美ワーキンググループ」「沖縄ワーキンググループ」からの助言を得ながら、順応的な保全、管理を進めることとする。なお、包括的管理計画及び地域別の行動計画策定、見直しについては、主に各ワーキンググループにおいて助言を得て行う。

また、フイリマングース防除事業、国内希少野生動植物種の保護増殖事業等、個別に検討会が設置されている課題については、該当する各検討会の下で適切に対策を進めるとともに、包括的管理計画及び地域別の行動計画に関する必要な情報の共有など、地域連絡会議や各地域部会と密接な連携を図っていく。

世界自然遺産推薦地の保全管理体制の図。地域との連絡調整、合意形成の場として、管理機関である国(環境省、りんやちょう、文化庁)、県(鹿児島県、沖縄県)、市町村(あまみ市、やまとそん、うけんそん、瀬戸内町、龍郷町、徳之島町、天城町、いせんちょう、くにがみそん、おおぎみそん、ひがしそん、竹富町)により構成される地域連絡会議が設置されており、その下には各地域(あまみおおしま、徳之島、沖縄島北部、西表)の関係行政機関や地域関係団体により構成される部会が設置されている。また、科学的検討の場として科学委員会及びこれと連携を行うあまみワーキンググループ・沖縄ワーキンググループが設置されており、科学的助言を得ている。科学委員会及びワーキンググループには、様々な分野の専門家20名が参加している。

(包括的管理計画より引用)

平成29年2月提出版 推薦書等

推薦書

包括的管理計画

推薦区域

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