Tsushima Wildlife Conservation Center (TWCC)

対馬野生生物保護センター

ツシマヤマネコニュース

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センター職員日誌

347件の記事があります。

2012年01月06日年末年始

センター職員日誌 山本

ヤマネコセンターの12月はまさに師走、あっという間でした。

12月1日 
動物園で構造上の問題からヤマネコが負傷したため、全てのヤマネコ飼育園で施設の点検と対応に追われました。

だいたい点検と、今後の方針が決まったかな、と思った12月15日
センターに一番近い集落で、ヤマネコ亜成獣♂が犬小屋に入り込み保護されました。
 
犬小屋の主(あるじ)に咬まれてしまいましたが、幸い軽傷ですみ、治療を終えて
今は野生復帰に向けて準備中です。



咬んでしまった犬も、いきなり自分の家の前にヤマネコが現れたので
お仕置きのような感じで軽く咬んだのだろうと思います。

きちんと繋がれた犬に咬まれてしまうなんて、ちょっとドジなヤマネコなのかもしれません…

12月25日
クリスマスの朝。
出勤するとセンターの前にトロ箱(魚をいれる発泡スチロールの箱)が置いてありました。
サンタさん…じゃないよね、と開けると、ヤマネコの死体と、回収してくれた方のメモが入っていました。
現場は私の通勤ルートで、毎日通っている場所でした(><)


クリスマスなのに、と凹んでいたら「下島でヤマネコの動画を撮影しました」という連絡がありました☆

比田勝では、クリスマスのイベントが開催され
参加したヤマネコの着ぐるみ「つばき」は子どもたちに囲まれて大人気でした。


私はここで帰省してしまいましたが
年末には上県町鹿見と上対馬町小鹿でヤマネコの情報があり
対馬にいた職員は対応に追われていたそうです。

そんな事になっているとはつゆ知らず、お正月をのんびり過ごして対馬に戻ってきたら
「ヤマネコの事故があったんだけど…」と電話が。


場所はヤマネコセンターの近く、12月15日に保護があったのと同じ集落です。
民家の前の道路の真ん中でひかれていたそうです。

23年度の交通事故はこれで5件になりました。
平均は3-4頭/年なので、既に平年より早いペースです。
これ以上事故が起きませんように…

今年度は年間を通して、来年度から建設が始まる
動物園生まれのヤマネコを野生復帰させるための訓練や下島でのヤマネコと共生する地域社会づくりなどを実施する施設の構造を検討しています。

10月と11月には、ヤマネコを飼育している動物園の方にも集まって頂いて
ワークショップを行いました。


ワークショップの一コマ。
いい大人がヤマネコの等重ぬいぐるみで遊んでいる、訳ではもちろんなく
柵をどんな構造にすると中のヤマネコが逃げ出さないのか、検討中です。


現在は、みなさんに頂いた意見をもとに、センター職員が中心に検討を進めており、
来年度には鮎戻し公園内で工事が始まる予定です。

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2011年12月15日薪ストーブ

センター職員日誌 水崎

田代です。

本日、12月15日(木)今年初めて薪ストーブを使ってみました。
珍しくセンター周辺に風が無く、薪も1年かけてゆっくりと乾燥させましたのでよく燃焼しています。
緊急消化用のバケツにも水を入れていますので安心です。
今後、春まで風のない日は、薪ストーブに火を入れていますのでセンターに遊びに来て下さい。


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2011年12月14日今年もあと2週間ですね

センター職員日誌 杉山

お久しぶりです。
なんだかんだで今年もあと2週間ほどで終わってしまいますね。
12月は特に何もなくても、なんとなく気ぜわしい気がしてしまうのは私だけでしょうか??
というわけで(?)センターの中と外をクリスマスっぽくしてみました♪

看板を書いてみたり・・・

スプレーでガラスをデコレーションしてみたり・・・

あ!そうそう!展示も「とりのこえ」を冬バージョンに変更しましたー。ぜひ聞きにきてくださいね♪ただし12月29日~1月3日は休館ですのでご注意ください。
では、少し早いですが、今年は大変お世話になりました。来年もよい年になりますように!

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2011年12月13日皆既月食

センター職員日誌 水崎

田代です。

12月10日(土)の夜の皆既月食は、きれいで神秘的でした。
自分も実際に肉眼で観たのは、初めてでしたので感動してしまいましたが、最後まで見れずに残念でした。

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2011年12月12日路上の光りモノにご用心☆

センター職員日誌 茂木

12/1の日誌でも触れていますが、佐護~佐須奈間の国道上に出てきているヤマネコの目撃情報が引き続き寄せられています。
これまでのところこのヤマネコは事故に遭わず無事に暮らしているようですが、引き続き現場付近を車で通る際は気をつけていただけたらと思います。

交通事故を防止するにはスピードを抑えて安全運転することも重要ですが、「道路上に動物たちが飛び出してくる可能性がある」ということを意識して車を運転することも大事なことだと思います。

夜行性の動物たちはライトに当たると目が光ります。
走行中に道路上や道路脇で光るモノを見つけた場合、そこに動物がいるかもしれない、その動物が飛び出してくるかもしれないという意識が働くだけで、その後の反応にも大きな違いが出てくると思うのです。
道ばたに転がっている空き缶などもライトに反射して光るのでよく間違えてしまいますけどね(^_^;)

さらに、道路の形状や周辺の地形・植生などから動物がよく出てきそうな場所を認識して、その周辺を走行する場合はより一層注意を働かせることができればなお良いと思います。

とは言っても毎日通勤などで通る道。
「この辺は危ないかも・・・」と思っていてもいつの間にか忘れてしまいがちです。

そこで交通事故対策担当の山中ARは、ツシマヤマネコ交通事故展(11/16ツシマヤマネコニュース参照)を開催したり、交通事故が起きた場所に移動式の注意看板を設置するなど交通事故防止の普及啓発を進めています。

同じARとして僕も・・・ということで、僕は川口さん作成の「ヤマネコ飛び出し注意Tシャツ」を着て夜な夜な注意区間の国道上を走ることにしました(^^)/


すでに見かけた人もいるかもしれませんが真っ暗な路上ではなかなか目立ちますよね!?このTシャツ♪
さすが川口さん♪♪♪
数量限定で作成したため欲しくても手に入れられず涙をのんだ関係者も多かったとか。

国道上で光るモノを見たらちょっと注意してみてください。
そこに動物(かランナー)がいるかもしれません。



ちなみに元同僚のM君は夜な夜な走る僕を本当に路上に飛び出したシカと間違ったみたいですけど。。。

あ、もちろん12月の縦断駅伝大会後も走りますよ。
交通事故対策としてですからねー(^o^)

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2011年12月12日幸せな日

センター職員日誌 茂木



本日ついにセンター2F事務室に暖房が入りましたっ!!!
もう嬉しくて嬉しくてエアコンに向かってバンザイする2人。

「暖かいってホントに幸せなことなんだね~山中君」
「はい~~~~」


今年は秋になってもなかなか気温が下がらず紅葉もキレイに染まらず枯れ落ちてしまうほどでしたが、何だかんだ言って12月になればそれなりの寒さになってくるワケで。

いくら防寒着を着ててもパソコンのキーボードを打つ手の先はかじかんで業務にも支障をきたしてくるワケで。


事務室が暖かくなったらフィールドワークに出る日がシンドくなるなんて言わないさ。

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2011年12月08日(たぶん)対馬初!犬の飼い主検定合格おめでとうございます!

センター職員日誌 山本

9月24日に「わんにゃんフェスティバル」を開催しました、と以前の日誌に書きましたが、
24日の午前には、特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会による「犬の飼い主検定」を実施していました。

これは、犬の基本的な飼い方、しつけ、飼う上でのマナー、万一の時への備えなどについて学んでみよう!という検定です。

ただ、こうした検定は通常福岡や東京まで行かないと受験できず
対馬の犬の飼い主さんにとって、ハードルが高かったのです。

それを受験しやすくするため「特別会場」として対馬市交流センターで試験を実施しました。

合格するには、80%以上の正答率が必要な、なかなか難しそうな試験でしたが
見事!おそらく対馬初となる合格者が出ました☆

合格したKさんが愛犬「いくぞう」と一緒にセンターに遊びに来てくれました~


合格証は、立派な台紙に入っています。


こちらが合格証。かわいいわんこのカードもついています。


カード裏面には、合格者の心得が…


Kさん、おめでとうございます♪
これからもいくぞうをかわいがってあげて下さいね。

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2011年12月04日盛岡の「ツシマル」をよろしくお願いします!

センター職員日誌 山本

10月末から盛岡市動物公園で公開がはじまったツシマヤマネコは
盛岡のみなさまから愛称を募集して、一番投票の多かった「ツシマル」という名前になりました!

センターで初めて公開された個体も「ツシマル」だったので「2代目ツシマル」になります。

ヤマネコの公開を記念して、盛岡市動物園では特別展「ツシマヤマネコをしっていますか?」が開催されました。


入園ゲートには「ツシマヤマネコ公開中」の看板が!



特別展の会場は、入園ゲート近くの資料館でした。カラフルな看板が楽しそうですね☆



資料館いっぱいに、ヤマネコの展示がされています。
(※ヤマネコ展セットはセンターからお貸ししました。
 「ヤマネコ展やってみたい」という方はセンターまでご連絡下さい)



展示されているのは、ヤマネコについて、対馬について、のパネル。



体感コーナーには、体重当てクイズや鳴き声を聞けるバーコードリーダー…



野生のヤマネコが何を食べているか、見ることができる糞分析コーナー…



ヤマネコが棲む対馬がどんなところなのか、の紹介。
対馬には、ヤマネコだけでなく特色のある植物や動物が沢山いるんですよ。



佐護ツシマヤマネコ米の紹介も。
お米を食べるとヤマネコが守れる、ってどういうこと?という疑問に答えます。



一般公開に先立って行われた報道公開には、沢山の報道機関が来てくれました。
日本の端っこの対馬という島に、ツシマヤマネコという動物がいて、絶滅の危機に瀕していること。
ツシマヤマネコを守るためには、生息地の環境を守るだけでなく
日本中の動物園の協力を必要としていること、を多くの方に伝えて下さいね。



盛岡のみなさん、対馬から来たツシマヤマネコの「ツシマル」をよろしくお願いします!

※ここでご紹介させていただいた写真は全て盛岡市動物園からご提供いただきました。
 どうもありがとうございました。

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2011年12月01日国道でのヤマネコの目撃

センター職員日誌 水崎

昨晩19時頃、佐護から佐須奈に向かう国道上でツシマヤマネコの亜成獣を目撃しました。
10月下旬以降、対馬野生生物保護センター職員や上県地域活性化センター職員が、佐護から佐須奈の国道上で11回もツシマヤマネコを目撃しています。

私自身も10月下旬以降3回目撃していますが、昨晩のように雨が降っているとよく出てくるようにも思います。
対馬に赴任してから2年8ヶ月になりますが、道路脇でヤマネコを見たのは4回だけなので、今回のヤマネコはよく道路に出てきてしまうヤマネコなのかもしれません。

今年度は10月に2回、11月に1回、すでにツシマヤマネコが交通事故で命を失っています。
今の時期は仔ヤマネコが親離れをして広い範囲を動き回るため、1年間の中で最も交通事故の危険性が高い時期になります(詳しくは↓をご覧ください)。
http://c-kyushu.env.go.jp/twcc/accident/index.html

明け方、夜間の運転には特に気をつけていただけますよう、お願いいたします!

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2011年11月29日認定ドライバーの仲間が増えました(No.4)。

センター職員日誌 山中

こんにちは、交通事故担当の山中です。

さて、交通事故展を初めて約半月がたとうとしています。
これまでに展示を見てくださったかたからいろんなメッセージをいただいています。








いろんな方(世代)からメッセージをいただいています。

ヤマネコへのそれぞれのメッセージが、これからのヤマネコセンター職員のやる気へと変換されて行きます。ありがとございます。

さて、そんな中交通事故展をごらんになった方の中で、また1名認定ドライバーの新しい仲間が増えました。

比田勝にお住まいのRさんです。

比田勝にお住まいのRさんとその友人です。

これからも安全運転でお願いしますね。

そして、またセンターにもおこしください。
お待ちしております。

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