Tsushima Wildlife Conservation Center (TWCC)

対馬野生生物保護センター

ツシマヤマネコニュース

RSS

2018年01月19日くくりわなに掛かったヤマネコを保護

ツシマヤマネコニュース 蔭浦

あけましておめでとうございます。

アクティブレンジャーの蔭浦です。

少し遅い報告となりましたが、昨年末は箱わな・くくりわなによるヤマネコの錯誤捕獲(誤ってヤマネコを捕まえてしまうこと)が相次ぎ、12月下旬だけで3頭ありました。

※こんなに多いのは近年では珍しいです。

 

↑12月18日 上対馬町鰐浦にて。この個体は12月26日にも同じわなに掛かってしまった。

 

 

1228日 峰町三根にて。鶏小屋付近の箱わなに掛かった。

 

 

 

どの個体も健康状態はよく、2頭はすぐに山へ返しました。

 

 

錯誤捕獲で救護されたうち1頭は、1223日に山林内で足くくりわなに掛かってしまいセンターに保護されました。朝のわな見回りでヤマネコを発見したハンターさんが通報をくださり、センター職員が現場にてわなから外しました。

 

右前足がくくられて宙づりになっていたため保護後しばらくは麻痺したような状態でしたが、経過は順調で、今では足を着いて歩けるようになりました。

(宙づりになっていたのは足がくくられた状態で木に駆け上り、踏み外してしまった可能性が考えられます)

元気はあるので、あとは足のケガの回復を待っています。

 

 

このヤマネコ、通報者の方に「豪(ごう)」という愛称をつけていただきました(^^)

勇ましくまた山で暮らせるように、センターにて治療とリハビリを進めていきます。

豪の様子は、職員日誌にも随時掲載していきたいと思います。

 

くくりわなにヤマネコが掛かる事例は、平成27年度から今回で3件目となりました。

幸いにもどの事例も、発見したハンターさんの小まめな見回りのおかげで傷は浅く、

みんな野生に帰っています。

 

一方で、わなに掛かった後すぐに発見されなかった場合にはその動物に大きなダメージを与えてしまうことがあります。

 

 

 

↑昨年4月に美津島町黒瀬(城山)で定点自動撮影カメラに写ったヤマネコ。前足が大きく腫れていますが、捜索時には既にその場から移動していたようで保護できず。

 

 

 

↑昨年12月7日美津島町大山にて保護されたヤマネコ。右後肢が腐り落ちて骨がむき出しになった状態で発見され、保護した2日後に死亡。

 

 

これらの個体のケガの原因は不明ですが、傷の様子からはくくりわなに掛かっていた可能性が考えられました。

 

今やヤマネコは上県町、上対馬町だけでなく峰町、豊玉町、美津島町にも確実な生息が確認されています。

時には、庭先にまでヤマネコがくることがありますよ!

もしくくりわなや箱わなにヤマネコが掛かった場合、適切にわなを使用しており、かつ故意にヤマネコを捕まえたようなものでなければ罪には問われません。

 

もしヤマネコがわなにかかっていたら早急にヤマネコセンターまでご連絡をお願いします(転送電話で24時間対応しています)。ヤマネコセンター職員がわなからのヤマネコの取り外しと治療のための保護を行います。

★またヤマネコやテンによる鶏小屋被害でお困りの方のご相談も受け付けています。

★もしヤマネコ以外の野生鳥獣(ツシマテン、イタチなど)が掛かってケガをしていた場合でも、お電話いただければ各担当機関へお繋ぎします。

蔭浦

 

 

ページ先頭へ↑

2018年01月11日福馬の小屋

センター職員日誌 小宮

みなさん、こんにちは(^^)

普及啓発担当の小宮です。

平成30年が始まりましたね!今年もよろしくお願いします。

今年もたくさんの方にヤマネコセンターに足を運んでもらえるように

展示等も工夫をしていきたいと思います!

さて、年末年始の閉館の間に、飼育員が福馬の部屋に新しい小屋を入れました☆

小屋を入れた直後には、小屋にのってくれたものの・・・

まだ慣れていないからか小屋でリラックスできていないようで、

丸太から小屋をみるように座っている姿もいられます。

今後、福馬が安心して小屋で眠ってくれますように☆

実はこの小屋、平成29年度のセンターの夏季実習生に

一部手伝ってもらったので、実習生の名前が入っています(^^)

実習生のみなさん、実際に見に来てくれるとうれしいな~☆待ってるよ~

みなさ~ん!冬のモフモフしている福馬に会いに来て下さい☆

福馬とみなさんの来館をお待ちしておりまーす(^^)/

ページ先頭へ↑

2017年12月28日100頭目の死亡事故~12月24日に交通事故発生!~

ツシマヤマネコニュース 沼倉 真帆

こんにちは!アクティブレンジャーの沼倉です。

12月24日に豊玉町貝口にて今年生まれだと思われる亜成獣♀ヤマネコが交通事故にて死亡していました・・・。

AM7時頃に通報してくださった方が死体を回収してくださり、そのときはまだ体温が暖かそうで、交通事故にあってから間もない状態だったと思われます。

今年度の交通事故はAM7時、PM6~7時と車が多い時間帯でも事故がおきておりますので、通勤途中にヤマネコが道路にいることがあるかもしれません。

また、貝口付近でヤマネコの交通事故が起きたのは今回が初になります。上県町南部でも道路上での目撃が最近増えているので安全運転にご協力をお願いします。

センターが統計を取り始めた平成4年以降、今回の事故の個体が100頭目の交通事故の犠牲になったヤマネコになってしまいました。(交通事故自体は109件発生)

いま対馬全島で生息しているヤマネコの推定数は「70または100頭」とされている中、センターが回収しただけでも25年間で100頭の命が交通事故によって失われております。(回収できていない個体も他にいると思われます)

今後交通事故が少しでも減少するように対策に取り組みますが、ヤマネコが気分によっては道路を横切ることもあります!

事故を防ぐためには地域の方のお力添えが必要です。

もし「今のヤマネコかも!?」と思ったらセンターにご連絡ください!TEL:0920-84-5577

みなさまからいただいた情報を参考にして交通事故対策に取り組みます^^

今後とも対馬野生生物保護センターにご協力よろしくお願いいたします!

ページ先頭へ↑

2017年12月27日「質問シート★の回答とご挨拶」

こんにちは、普及担当の堺です。

2017年も、もうすぐ終わりですね。時の流れの速さに驚いています。

さて、今回は来館された方からいただいた質問にお答えしたいと思います。

7月23日(日)

○20周年おめでとうございます。

ツシマヤマネコを増やす対策として、事故防止以外にどのようなことが大切ですか?

(24歳 女性)

→たくさん考えられますが一言でいえば"対馬の生態系のバランスを保つこと"が必要です。

具体的な一例としては、現在対馬ではシカやイノシシが増加し、食圧を受けて植生の衰退が著しい状況ですので、シカやイノシシの対処も重要です。

(保護官 佐藤より)

8月11日(金)

○なぜ対馬野生生物保護センターはすごい山奥にあるのですか? (29歳 男性)

→1990年代に対馬野生生物保護センターがある地域を"対馬自然の森 棹崎公園"として環境庁、長崎県、上県町が一体となって整備しました。ツシマヤマネコなどの自然環境と戦史などの歴史的資源を有効に活用するため、棹崎の地に整備したようです。

(保護官 佐藤より)

ご質問ありがとうございました☆

またのお越しをお待ちしております!!

続いてご報告です。やまねこセンターではクリスマスに併せて展示をしていました!

来館された方々に、ヤマネコも喜ぶ願い事を考えて書いていただき、ツリーに飾り付けしていただきました♪沢山の方に書いていただけたので、とっても華やかなツリーになってクリスマスイブを迎えることができましたよ!!ありがとうございました。どうか願い事が叶いますように☆ミ

やまねこセンターは今月29日から13日までお休みです。

来年は1月4日から開館しております(*^_^*)

そして、1月中はレクチャールーム前のやまねこ神社で絵馬を書くことができますよ!

素晴らしい対馬の自然が未来にも続いていくよう、やまねこ神社で願掛けしてみませんか?

絵馬を書いて下さった方にはシールをプレゼントします!是非遊びに来て下さいね☆

また来年も遊びに来てね♪(福馬より)

当施設は本年、おかげさまで開所20周年を迎えた年となりました。

来年もまた職員一同、対馬の自然を守るために精一杯努力して参りますので、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

それでは皆様、残り少ない2017年となりましたが、良い年末をお過ごし下さいね。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ