Tsushima Wildlife Conservation Center (TWCC)

対馬野生生物保護センター

ツシマヤマネコニュース

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センター職員日誌

347件の記事があります。

2011年05月18日春はあけぼの

センター職員日誌 山本

福馬くんは今朝も豚暖の上で朝寝坊です。

zzz・・・

何か視線を感じるけど・・・

まぁいいか・・・

起きている時は元気に掃除用のホースを襲いにきます。

ヘビじゃないよー

びっくりした顔をしているのは舟志で昨年10月に保護された♂。

広いケージにお引っ越ししました。

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2011年05月18日御嶽観察会♪

センター職員日誌 一條

立夏も過ぎ、暦の上では夏となりました。
田んぼの水引きも始まり、帰宅途中の道路には避け切れない程のカエル達が溢れ、野焼きを行った千俵蒔山も若草色に変わり…生命が溢れる季節がやってきました!!

そんな中、センターでは5月15日に御嶽の観察会を行いました。
御嶽は古くから人々の信仰を集める霊山として知られ、上島最高峰としても知られています。
登山口に鳥居があり、登山途中には大国魂神社という立派な神社があり、山頂には鳥居と祠があり…と、人々の信仰の厚さを知ることが出来る場所であると同時に、日本では絶滅してしまった大型のキツツキ類、キタタキの最後の生息地であり、ツシマヤマネコの重要な生息地にもなっています。

今回は、そんな御嶽を対馬の自然に詳しい國分英俊先生に案内して頂きました!!

ギンリョウソウやナナカマド、マムシグサにナンゴクウラシマソウ…と、この季節ならではの植物達を解説して頂き、それだけでもお腹いっぱいだったのですが、今回は御嶽の神様が素敵なプレゼントをあちこちに用意してくれていました。

歩きながら聞こえた綺麗な鳥の声…「オオルリ?キビタキ?」…と、一生懸命声の主を探した私達の前に現れたのは、何とカケス!!
物まね上手な鳥だという事を、肌で感じさせてくれました。

御嶽中腹には大国魂神社という立派なお社があります。
涼しい水場もあるし、ちょっと一休み…。

…と、沢で遊んでいた子供達が見付けたものは…
何とツシマサンショウウオ!!
なかなか見られない貴重な姿に、皆大盛り上がりです♪
(二匹いるのが分かりますでしょうか?)



そんな貴重な出会いを経て、山頂で私達を待っていたのは、大空に架る虹…ではなく…

太陽をぐるりと取り巻く、まぁるい虹。
環天頂アークというのだそうです。

山頂からの眺めも抜群で、仁田の目保呂ダム周辺を見渡す事が出来ます。
山頂には沢山の祠があり、お弁当を食べた後は祠の神様めぐりなんていう楽しみ方も素敵です♪

満腹になり、帰路に着いた私達。
帰りも勿論神社に寄って、サンショウウオがいた石をひっくり返してみると…?

何と、産卵していました!!
サンショウウオの卵塊を初めて見る方も多く、とても貴重な体験になりました。
写真は無いのですが、下流ではサンショウウオのオタマジャクシも見る事が出来ました♪

植物だけでなく、自然全般にどっぷり漬かった一日になりました♪
講師の國分先生、ヤマネコ保護のお話をして下さった林野庁の竹部さん、参加して下さった皆さん、楽しく有意義な時間をありがとうございました!!
次回はあじさい祭りにお邪魔します!!
皆さま揃ってお出かけください☆

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2011年05月17日たんぼのじかん~たねまき~

センター職員日誌 杉山

こんにちは。センターのある佐護では、ただいま田植えのまっさかり!
毎日通勤するたびに、田んぼに植えられたばかりの稲が増えています。

今年は、たんぼづくりに挑戦!する私は、少し前に種まきを終えて、田んぼに植えられるほど稲が大きくなるのを待ち中です。

温湯消毒を終えた種はこんな感じで芽を出します。これをトレーに均一にぱらぱらまきます。これがなかなかむずかしい・・・。

こんな感じでまきます。(注:私ではありません)周りを囲うと、種を一つのこらずきれいにトレーに落とすことができます(●^o^●)
種をまき終えたら、土をかぶして布団をかけます。そうしないと種は干からびて大きくなりません。。。
全部を手作業でやっていると、すぐに時間がすぎて半日終わってしまいました!でも楽しかった!でもハウスの中は暑かった…。みなさん普通に作業してるのをみて尊敬しました・・・!
さてさて、田植えを楽しみにしつつ、その前にいくつかやらなければならないことが(>_<)間に合うかな?またご報告します(たぶん)

ちなみに・・・みなさんはこの全自動種まき機(?)ですいすい作業していました。これだと、土を敷く→種をまく→土をかぶせる作業がぱぱっとできちゃいます。文明の利器はすごいなー!

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2011年05月13日今日のお仕事

センター職員日誌 水崎

久しぶりの投稿です。

職員日誌なので、今日の仕事を紹介したいと思います。

8:30 センター出勤
9:00~11:00  舟志の森づくり((株)住友大阪セメントさんの社有林で行わせていただいている、地域の方と連携したヤマネコに優しい森づくり)に関するセンター内打合せ
11:00~12:30 長崎県とのヤマネコの生息状況調査等に関する打合せ
12:30~12:35 昼食!
13:00~15:00 上県地域活性化センター(対馬市役所支所)で、日本大学と活性化センターとの、地域活性化とヤマネコ保護の両立を目指した事業に関する打合せ 
16:00~ 専門家委員会の準備、記者発表の調整(内容はまだ内緒です。ヤマネコニュースを随時チェックしてください!)、野生順化施設の検討、などなど

 今日は打合せが多く、その間もさまざまなメールが来て、忙しい一日でした。
 
 本当は19時から地元の方がセンターに4月から来た職員の歓迎会をしてくださるということで、参加予定だったのですが、遅れてしまっています。
 それでは、これから行ってきます!

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2011年05月13日交通安全キャンペーン

センター職員日誌 山本

 つばきちゃんと、交通安全キャンペーンに参加してきました。

 毎年、春と秋の交通安全週間に、交通安全協会や警察署と一緒にドライバーの皆さんに安全運転の呼びかけをしています。

 昨年度は交通事故で亡くなったヤマネコが多かったので、つばきちゃんにも力がはいります。

がんばるぞー


ヤマネコ交通安全ステッカーと、ドライバーズマニュアルをお渡しし
「ヤマネコにも優しい運転でお願いします」と呼びかけました☆

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2011年05月09日ツシマテンのごちそう

センター職員日誌 水崎

田代です。

写真をみて解りますか。そうです、グミです(自分たちは、グンビとも言ってました。)
今の季節、棹崎公園ではよく見かけられます。
食べたい気持ちは、分かります。でも、採って食べないで下さいね。
ツシマテンの大切な食糧です。今の季節は、テンの糞によくグミの種が入ってます。
皆さんも、今からの季節、野山を歩かれる事が多いと思いますが、新しい物や懐かしい物が見つかるかもしれませんね。

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2011年04月28日生まれました!

センター職員日誌 山本

27日に福岡市動物園で仔ヤマネコが1頭生まれました!

両親は対馬出身のヤマネコで
生まれた仔は西海国立公園九十九島動植物園(旧佐世保市亜熱帯動植物園)の「こまり」の弟か妹にあたります。

元気に育ってくれればと思います☆



仔ヤマネコの映像は今朝のNHKニュース(九州沖縄のみ)で流れたそうです。
皆さま、ご覧になりましたか?

福岡市動物園から写真をお借りしました。
母ヤマネコのお腹の所に仔ヤマネコが写っています。


今週のNo.1じいちゃん。元気です。

福馬くんは、豚暖の上で寝ていました。春眠暁を覚えず…

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2011年04月28日交通事故防止キャンペーン開催決定

センター職員日誌 山中

みなさまご無沙汰しております。山中です。

もうすぐ、ゴールデンウィークですね。
今年はどんなゴールデンウィークを過ごす予定でしょうか。
本センターは、ホームページでもお知らせしておりますが、5月2日(月)も
開館しておりますので、ぜひおこしください。

さて、このゴールデンウィークが終われば春の全国交通安全運動期間です。

それにあわせ今年も「ツシマヤマネコ交通事故防止キャンペーン」が5月11~13日に実施されます。場所や時間は下記の通りです。
 
 11日(水)11:00~ 上県町佐護駐在所前
 12日(木)16:30~ 上対馬 比田勝駐在所前
 13日(金)16:00~ 峰町 佐賀 ハートランド前


当日はつばきちゃんも駆けつけてくれるかも知れませんのでご期待ください。

この交通安全期間中のみならず、安全運転をお願いします。

では、また!!
 

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2011年04月26日ヤマネコ追跡調査(4/23~26)

センター職員日誌 茂木

野生復帰したヤマネコのその後の様子を報告しまーす(^o^)




まずは2/18に上対馬町古里で野生復帰したMf-54.

野生復帰後,1週間程度で古里から網代を経由して富浦まで移動してきたMf-54は,富浦集落の裏山から尉殿崎がある半島部で暮らしていました.
しかし,3月下旬の検査捕獲後からしばらく富浦集落のごく狭い範囲で暮らしていたので少し心配していましたが,4/23には久しぶりに尉殿崎の方で確認されました.

3月の行動範囲に戻ったようで一安心です(*^_^*)


続いて4/18に峰町志越で野生復帰したMs-55.

野生復帰後は放獣地点の三浦林道から志越,茶屋隈峠と移動して再び三浦林道に戻ってきた後,小鹿港の裏山で1日半ほど過ごして,今度は小鹿集落から志越側に県道沿いを移動してまた三浦林道に戻ってきていました.
その後は電波が入らない時間帯が多くなりましたが,たまに確認できたときは三浦林道の周辺にいることが多かったです.

これまでの野生復帰個体の追跡調査結果から,このようにグルグルと同じ地域を周回し始めるのはその地域に落ち着いてきた傾向ではないかと見ています.
そして,このようにある地域に落ち着きだしてくれれば,その後も野生下で生存していける可能性が高く,野生復帰も成功したといえるのではないかと考えています.

多くの個体は野生復帰した後,放獣地点から少なくとも数日間は移動してから,その移動先で落ち着いてくるのですが,このMs-55というヤマネコは放獣地点の周辺で落ち着いたのかもしれません!

もう1週間くらい様子を見れば本当にこのままこの場所に落ち着くのかどうかも分かると思いますよー(^^)/

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2011年04月23日びおとーぷ

センター職員日誌 杉山


新しい日記になってからはじめて投稿します♪

さてさて、金曜日の夜、センター内では職員が集まってこんな図をみながら話し合っていました。
これは・・・?

じつは、ビオトープの図面。センターのある佐護地区にビオトープを作ろう!というお話があり、その設計を考えていたのですが、なにしろ素人。どんなビオトープがいいのか全く分かりません(>_<)そこでお借りした資料などでイロイロ調べることに。

「ビオトープ関連の資料」
なんとなく分かった気になっているものの、少し不安・・・。
とりあえず知っていそうな関係機関に連絡をとってみることにしました!
5月の田植え前までに無事施工を終えることができるのか!?
乞うご期待です!

*おまけ*
夜の調べ物のお供は、いただいた鯛焼きでした。ありがとうございました♪おいしかった!

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