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対馬野生生物保護センター

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つつじ

3頭目のFIV感染ヤマネコ

 つつじは、上県町志多留出身のヤマネコです。2002年の8月に、琉球大学の調査によってFIVへの感染が判明し、9月23日からセンターで暮らしていました。

つつじ1 つつじ2 つつじ3

 体調を崩し一般公開を引退したつしまるに代わって2007年3月から2代目の公開ヤマネコとなり、メスらしい愛らしさとおっとりとした性格で、来館者に親しまれました。
 公開中は小屋の中で丸くなって眠っていることが多く「背中しか見えない」と言われたり「ヤマネコっていつもこんなによく寝るのですか?」と聞かれたり・・・。のんびり、おっとり、という形容詞がよく似合うヤマネコでした。そのため写真を撮りやすく、センター入り口の看板や、ヤマネコブックの表紙に使われています。

 2009年1月に寒さのためか体調を崩して一般公開から引退し、冬の間は屋内の入院室、暖かくなった4月からは公開ケージの奥のケージでのんびりと余生を過ごしていました。
 2009年7月に脳の中の血管が破れたことが原因で亡くなりましたが、前日まで元気や食欲に変化はありませんでした。はっきりとした年齢は不明ですが、2002年の時点で成獣だったことから亡くなった時には9才以上だったと考えられます。