対馬野生生物保護センター

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とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第8号

 

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新設!「とらやまの森」読者の声コーナー


 これまでの「とらやまの森」をご覧になった長崎県対馬支庁の方から、余白が少ないから圧迫感があるのではないかとのご指摘を受けました。確かに・・・。そこで今号は余白を少し広くしてみました。いかがでしょうか?
 これからも読者の方々から寄せられたご意見を取り入れ、またご質問にはお答えしていきたいと思っています。そこで、今回から読者の声コーナーを新設しました。

ツシマヤマネコキーホルダーについて

「今回のなかで1番気になったのは、交通安全のキャンペーンで配られた、山猫キーホルダーは手に入るのかということ。とても欲しいです。もし手に入れる方法があれば教えてください。」(千葉市 Oさん)

 このキーホルダーは、昨年9月に行われた「ツシマヤマネコ交通事故防止キャンペーン」の中で配布するために作成したもので、本来販売できないものです。ですが多少余っていますので、ツシマヤマネコの保護増殖に役立てるための募金をして下さった方にお譲りするという形を取ることにしました。この募金は1口500円とさせていただいています。

椿油絞りについて

「とらやまの森ありがとう。苦労して取材しているのがわかります。面白かった。椿油絞りは、町などで保護しているのでしようか?放っておけば近い将来なくなってしまう文化です。惜しいです。」(鹿児島市 Aさん)

 対馬にはツバキが多いのに、なぜか椿油をつくって売るという話はあまり聞きません。豊玉町の振興公社では2年ほど前まで椿油の製造・販売をしていたそうてすが、製造は機械で行っていたそうです。対馬支庁にも問い合わせましたが、前号で掲載したような古くからの(左図のような道具を使っての)製法を保存しているという話は聞かないそうです。

「とらやまの森」について

「はやいものでNo.7になるんですね。内容も毎号、前号を越す充実がみられて楽しんでいます。難を言えば写真がみにくいようです。cost(コスト)のためでしようが、『とらやまの森』基金をつくり、募金で美しいカラー写真が載る『とらやまの森』にして下さい。その折りには『貧者の一燈』を辞しません。」(福岡市 Dさん)

「とらやまの森」のカラー化、してみたいです。現在はパソコンのDTPで編集してプリントしたものを、白黒コピーをしてつくっています。両面にコピーしたものを半分に折って、はさんで、ホチキスでとめて、そしてようやく完成です。まさに職員の手作り。1部つくるためには16ぺージだとしても8回のコピーが必要です。1度に100部以上はつくりますからコピー機は限界。職員も限界。後になるほど「きれいにコピーできてないけど紙がもったいないからいいや」とか「折り目が曲がってきた」とか・・・。どうかお許しを。だからこそ同じものは2つとない「とらやまの森」。どうぞしばらく今のままでお楽しみ下さい。

 感想などもどんどん載せていきたいと思いますので、お便りをお待ちしています。
 上記3名の方々には「対馬花の絵はがき」をお送りいたします。  <E>



対馬野生生物保護センターの本棚からオススメの1冊!

「木を植えた人」

著者:ジャン・ジオノ 翻訳:一原みち子 発行:こぐま社

 有名な本である。
 先日も新聞を読んでいたら(正確にはヤマネコ関連の記事がないかとチェックしていただけなのだが)、この本について触れた 文章に出会った。
 この話が初めて掲載されたのは1954年のニューヨーク版ヴォーグ誌で、以来13ヶ国語に訳されているのだという。
 私が初めて見たのは絵本だったのだが、センターにある本は文章のみである。ということは日本国内だけでも複数種類の本として出ていることになる。ということは、それだけ多くの人に読まれているということだろうと思った。センターにある本を見ると初版は1989年10月だが、1998年1月で30刷の発行である。すごい・・・。すごすぎて書評なんかもいっぱい出ている。もう私が書くこともない。
 そんな本だから、まだ読んだことのない人がいるのなら一度ぐらい読んでみてはどうだろうか。
 あっという間に読める本である。でもゆっくり読みたい本でもある。  <E>


とらやまの森第8号

 

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