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とらやまの森第8号 |
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対馬で季節の訪れを告げるもの |
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桜対馬に生育している桜は、日本の野生サクラを代表するヤマザクラをはじめ、イヌザクラ、ソメイヨシノ、マツマエヤエコトブキ(ヤエザクラ)の4種類がありますが、いずれも3~4月にかけて花を咲かせます。一般に花見で堪能できるのは、ソメイヨシノ、ヤエザクラだと思います。しかしこの2種類は、野生サクラではなく雑種で、人の手によって植えられた樹木ですが、それぞれの土地に根づき素晴らしい花を咲かせてくれます。清楚でとても美しく、見ても楽しめ、心を癒し元気づけてくれる、そんな桜が、私は大好きです。花の咲く3~4月は、卒業・入学の時期でもありますが、満開の桜を見てるとその頃の自分を思い出します。それに新たな旅立ちを、祝ってくれているようで勇気が湧いてくる。読者の皆さんも今年の春は、花見に行って歌い、笑い、多いに楽しんで、心と身体をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。 ヤマザクラバラ科サクラ属 学名:Prunus jamasakura 日本各地の、山地に広く自生し、古くから人々に愛好されている。高さは、15~25mになり樹皮は暗褐色、新芽は赤、茶色、黄色、緑色など変異が多い。花の時期は3月下旬~4月中旬、花の色は白色。 ソメイヨシノバラ科サクラ属 学名:Prunus lannesiana × P.yedoensis cv. Yedoensis オオシマザクラとエドヒガンの雑種で、鑑賞用として広く植栽されている。高さは、10~15mになる。樹皮は暗灰色で、花は3~4月、葉が出る前に淡紅色の花が3~4個散形状に咲く。 イヌザクラバラ科サクラ属 学名:Prunus buergeriana 各地の山地に生え、高さ10~15mになる、樹皮は暗灰色でやや光沢があり、小枝には、微毛がある。花の時期は、4月頃直径5~7cmの白色の花が多数ひらく。 マツマエヤエコトブキバラ科サクラ属 学名:Prunus sargentii cv. Matumae-yaekotobuki イトククリとサトザクラの雑種から育成した品種でオオヤマザクラの影響が大きい。4月中旬~5月中旬に3~4個の花が散房状に咲く。花は直径3.5~5cmの大輪で紅色または淡紅色。 対馬(上県郡)での私の知る最高な花見スポットを紹介します。
一度足を運んでみてはいかがでしようか。いい思い出を・・・。 参考文献 山と渓谷社「日本の樹木」から <AB> |
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