センター職員日誌
347件の記事があります。
2018年03月11日
センター職員日誌 小宮
こんにちは!
普及啓発担当の小宮です。
今年度も残りわずか・・・
今年度は、ヤマネコの保護か多かったです。↓現在の展示写真↓
ケガもなく、元気に山へ帰ったヤマネコももちろんいましたが、
治療したけど元々がすごく弱っていたので死んでしまったヤマネコ、
現在もケガを治療中のヤマネコ、しっかり治療したあとに山へ帰ったヤマネコもいます。
普段、ヤマネコ教室で子どもたちに、人がそれぞれ顔や体格、性格も違うように
ヤマネコも1頭1頭、違うんですよ!とお話させていただくことがありますが、
そのことを改めて実感させてもらったヤマネコたちでした。飼育員さんに聞いたお話などもあわせて
子どもたちに直接【こんなヤマネコがいたんだよ~】とお話できたらいいなと思っています。
そして、山へ帰ったヤマネコたちもやその他のヤマネコたち、生き物たちも
共に元気に過ごしていくにはどうしたらいいのかを、みなさんと考えていけたらいいなと思っています☆
さぁ、対馬のあちらこちらで春を感じる今日この頃・・・
もうすぐ桜の時期ですね~お出かけが楽しくなりますね!
花見ドライブがてら、ヤマネコセンターにも足を運んでくれると嬉しいです♪
ドライブの時には、も・ち・ろ・ん!
【人にもヤマネコにも優しい運転】をお願いします!
最後に・・・
今年もヤマネコセンターの周りをウロウロしているヤマネコがいるようです。
先日、私も出勤途中にヤマネコを見かけましたので、
ヤマネコセンターまでの道のりも十分お気をつけてお越し下さい。
ひなたぼっこしてたのかな?
4月3日で14歳になる福馬とみなさまのお越しをお待ちしております☆
2018年03月04日「千俵蒔山の野焼き~草原再生をめざして~」
ツシマヤマネコニュース 堺
こんにちは、普及啓発担当の堺です。
3月4日(日)に行われた「千俵蒔山の野焼き」の手伝いしてきました♪
消防団員の皆様はビシッとしていて、とってもかっこ良かったです。
「野焼き」とは草原を維持するために各地で行われています。古い草を焼くことで灰が肥料になり、ダニなどの害虫駆除もできるそうです。
かつての美しい草原を再生させるため、2008年から上県町佐護にある千俵蒔山(標高287m)でも野焼きが行われ、今回で9回目になります。
千俵蒔山の草原が再生し、生物の多様性が広がることで、ツシマヤマネコの生息環境が改善されることが期待されます。
センター職員は火消しや火入れのお手伝いをしました。
佐藤保護官 火入れ中↓
左:火を付ける前、右:野焼きの様子↓
過去にはシカやイノシシが草陰に隠れていて、野焼きを始めると慌てて逃げていったこともあったそうです。
野焼き後↓
草が焼けて真っ黒な地面が、5月頃には一面草原になるそうです。
その美しい景観を見るのが、楽しみです☆
2018年01月11日福馬の小屋
センター職員日誌 小宮
みなさん、こんにちは(^^)
普及啓発担当の小宮です。
平成30年が始まりましたね!今年もよろしくお願いします。
今年もたくさんの方にヤマネコセンターに足を運んでもらえるように
展示等も工夫をしていきたいと思います!
さて、年末年始の閉館の間に、飼育員が福馬の部屋に新しい小屋を入れました☆
小屋を入れた直後には、小屋にのってくれたものの・・・
まだ慣れていないからか小屋でリラックスできていないようで、
丸太から小屋をみるように座っている姿もいられます。
今後、福馬が安心して小屋で眠ってくれますように☆
実はこの小屋、平成29年度のセンターの夏季実習生に
一部手伝ってもらったので、実習生の名前が入っています(^^)
実習生のみなさん、実際に見に来てくれるとうれしいな~☆待ってるよ~
みなさ~ん!冬のモフモフしている福馬に会いに来て下さい☆
福馬とみなさんの来館をお待ちしておりまーす(^^)/
2017年12月28日100頭目の死亡事故~12月24日に交通事故発生!~
ツシマヤマネコニュース 沼倉 真帆
こんにちは!アクティブレンジャーの沼倉です。
12月24日に豊玉町貝口にて今年生まれだと思われる亜成獣♀ヤマネコが交通事故にて死亡していました・・・。
AM7時頃に通報してくださった方が死体を回収してくださり、そのときはまだ体温が暖かそうで、交通事故にあってから間もない状態だったと思われます。
今年度の交通事故はAM7時、PM6~7時と車が多い時間帯でも事故がおきておりますので、通勤途中にヤマネコが道路にいることがあるかもしれません。
また、貝口付近でヤマネコの交通事故が起きたのは今回が初になります。上県町南部でも道路上での目撃が最近増えているので安全運転にご協力をお願いします。
センターが統計を取り始めた平成4年以降、今回の事故の個体が100頭目の交通事故の犠牲になったヤマネコになってしまいました。(交通事故自体は109件発生)
いま対馬全島で生息しているヤマネコの推定数は「70または100頭」とされている中、センターが回収しただけでも25年間で100頭の命が交通事故によって失われております。(回収できていない個体も他にいると思われます)
今後交通事故が少しでも減少するように対策に取り組みますが、ヤマネコが気分によっては道路を横切ることもあります!
事故を防ぐためには地域の方のお力添えが必要です。
もし「今のヤマネコかも!?」と思ったらセンターにご連絡ください!TEL:0920-84-5577
みなさまからいただいた情報を参考にして交通事故対策に取り組みます^^
今後とも対馬野生生物保護センターにご協力よろしくお願いいたします!
2017年12月20日クリスマスイベント開催しました!
イベント情報いろいろ 堺
こんにちは、普及啓発担当の堺です。12月16日に対馬野生生物保護センターにてクリスマスの工作イベントを開催しました。
粘土のようなワックスシートを使って、対馬の生き物のキャンドルを上手に作っていただきました♪
対馬の生き物はツシマヤマネコとツシマウラボシシジミが人気でしたが、中にはアゲハモドキという蛾やイヌタデという植物を作ってくれる子もいました。イベントを通して、あまり注目していなかった生き物もよ~く観察してくれたので、とっても嬉しかったです。
↑とっても上手なツシマウラボシシジミを作ってくれました!!
対馬には他にも面白い生き物たくさんがいるので、そんな生き物たちの魅力を伝えられるように、私ももっと勉強していきたいなと思いました(`・ω・´)!!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!
2017年12月05日
イベント情報いろいろ 堺
こんにちは、普及啓発担当の堺です。
対馬に来てから、初めての冬になりますが、とっても寒くて驚いています。
これからも寒い日は続きますが、皆様も体調にお気を付けてお過ごし下さいね。
さて、対馬野生生物保護センターにてクリスマスの工作イベントを開催します。
12月16日(土) 13:00~15:00
粘土のようなワックスシートを使って、対馬の生き物のキャンドルを作ってみましょう♪
定員は先着10組なので、お早めにお申し込み下さい(*^_^*)
詳しくは下記のチラシをご覧下さい♪
お問い合わせ、お申し込みはお電話にて承ります。
イベントを開催するにあたって、試作品を作ってみました。
粘土のようにこねて作った形を自由にキャンドルに貼り付けられるので、とっても面白いですよ!!
世界に1つだけのキャンドルを作って、クリスマスの日に灯してみませんか?
皆様のご参加をお待ちしております♪
2017年11月24日10月後半~11月中旬までに事故多発しています
センター職員日誌 沼倉 真帆
こんにちは!
アクティブレンジャーの沼倉です。
ツシマヤマネコの交通事故が立て続けに発生しています。
10月下旬から11月18日にかけて4件も起きてしまいました・・・。
11月8日の職員日誌に書いた後は2件の事故が発生し、発生個所は以下の通りです。
11月16日 峰町三根国道382号のゆくみ一号橋上
11月18日 上県町瀬田の国道382号上
10月以降の4件中3件、今年生まれの若いヤマネコです。
このように対馬で運転の際はヤマネコやツシマテン、ツシマジカなどの野生動物がいきなり飛び出してくることもありますので十分に気を付けてください!
元気なヤマネコを見かけた場合でもヤマネコの事故を防ぐためにのぼり旗や看板を設置したりして交通事故対策に取り組みます。今後とも情報提供にご協力よろしくおねがいいたします!
2017年11月12日ツシマヤマネコの交通事故発生状況について(11月8日に事故が発生しました)
飼育ツシマヤマネコ 沼倉 真帆
こんにちは!アクティブレンジャーの沼倉です。
ツシマヤマネコの交通事故が10月下旬から立て続けに交通事故が起きてしまいました・・・。
11月8日(水)夜に御嶽公園付近のカーブで、亜成獣のオスが事故にあってしまいました。
交通事故が起きてしまったのは残念ですが、死体を回収に行ったときはまだ体が温かく、発見して迅速に連絡してくださった住民の方ありがとうございました!
「今飛び出したのがヤマネコかも!?」と思ったらヤマネコセンターにご連絡ください!
電話番号は0920-84-5577です。
対馬の宝ツシマヤマネコの「いのち」ひとつひとつを一緒に守っていきましょう。
今後とも情報提供にご協力をよろしくお願いいたします。
2017年11月08日ツシマヤマネコの最新交通事故状況&亜成獣ヤマネコ目撃多発
飼育ツシマヤマネコ 沼倉 真帆
こんにちは!アクティブレンジャーの沼倉です。
秋から冬にかけては、ヤマネコにとっては子ヤマネコの独り立ちの季節、そしてオスはメスを求めて行動範囲を広げる季節で、ヤマネコが活発に行動するため、交通事故に遭うヤマネコも多い傾向になります。
そして今年親離れしたばかりと思われる亜成獣メスの交通事故が十月三十一日に上県町佐須奈にて発生しました。
国道、県道ではなく集落内にて発見され、このようなところにヤマネコ出てくるんだ・・・!と発見者と共に驚きでした。
十月下旬から「豊玉町仁位~曽」「美津島町濃部」「上県町樫滝」の道路上でもヤマネコが目撃されています!
目撃情報があった場所はいずれも過去の事故発生場所に近く、今後の事故発生が心配されます。
みなさまからの情報で事故に遭う前にヤマネコたちの命を守ることができるかもしれません!
今後ともお気軽に情報提供にご協力ください!
こんにちは、普及啓発担当の堺です。
先日、佐須奈小学校の児童達が「田んぼの学校 活動報告会」に招待してくれました。
「田んぼの楽校」では、佐須奈小学校の五年生がツシマヤマネコ米を販売している農家さんの田んぼで、一年を通してツシマヤマネコのことを勉強しながら、田植え、生き物調査、稲刈りの体験活動を行いました。
五年生の皆さんは学んだ事を一つ一つ振り返って、とっても上手に発表してくれました。
発表の様子↓↓
来年活動することになる四年生も興味津々で発表を聞いていましたよ!
糞分析体験の発表で、肉食のツシマヤマネコの糞に草が入っていた理由は何でしょう?というクイズでは、
四年生達は「ビタミンをとるため」、「おいしいから」、「口の中をスッキリさせるため」、「草を食べているフリをして獲物を油断させるため」、、、など、面白い回答をしてくれました。
正解は「お腹の調子を整えるため」です。
来年度、一緒にたくさん学んでいきましょうね!!
また、ツシマヤマネコの減少原因の1つである交通事故についても紹介してくれました。
五年生の担任の先生が、昨年交通事故に遭ったヤマネコの死体を見つけて、実際に通報して下さったこともあり、児童達にはより現実的に、ツシマヤマネコの現状について知ってもらうことができたと思います。
最後にとっても素敵な感謝状もいただきました。ありがとうございます。
とても貴重な経験ができた佐須奈小学校五年生の皆さん、一年間本当にありがとうございました!!是非「田んぼの学校」で学んだ事や感じたことを、お友達やご家族の方にお話してみて下さいね☆
ヤマネコセンターにもまた遊びに来て下さいね~!!
4月で14歳の誕生日を迎える福馬と一緒に、お待ちしております♪