センター職員日誌
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2016年04月27日春の交通事故防止キャンペーン
センター職員日誌 福成
みなさん、初めまして!
今年4月から対馬野生生物保護センター職員となり、
ツシマヤマネコの交通事故対策を担当する福成由佳です!
よろしくお願いします。
さっそくですが、4月6日と8日に行われた春の交通事故防止キャンペーンに
センターからも、つばきちゃんと一緒に参加させていただきました!
警察や交通安全協会、県や市の職員のみなさん、市民ボランティアのみなさんと
安全運転を呼びかけました。
ヤマネコ交通安全ステッカーとエコドライバーズマニュアルをドライバーの皆さんにお渡ししました。
「安全運転よろしくね~☆」
昨年度は、ツシマヤマネコの交通事故が過去2番目に多く、12件も発生してしまいました。
事故に遭い残念ながら死亡してしまったヤマネコの中には、お腹の中に3頭の子ヤマネコを宿した
母ヤマネコもいました。
今年度は、昨年11月に発令した『ツシマヤマネコ交通事故多発警報』を継続し、
少しでも交通事故が減るように事故対策に努めていきたいと思います!
みなさん、対馬で運転する際は、『人にもヤマネコにも優しい運転』をお願いします(^^)
2016年04月22日TWCCヤマネコ杯~結果発表~
センター職員日誌 小宮
みなさん、こんにちは★
普及啓発担当の小宮です。
少し遅くなってしまいましたが、
『TWCCヤマネコ杯』の投票結果をご報告致します!!
※TWCCヤマネコ杯とは、対馬野生生物保護センター
(Tsushima Wildlife Conservation Center)の職員自ら写真を撮り、
地域の皆様、観光客の皆様に対馬の魅力をお伝えする写真コンテストです。
1回目のテーマは、「対馬の冬」
2回目のテーマは、「対馬の春」
そして、3回目の今回はテーマは・・・
ツシマヤマネコをモチーフとした「食べ物」でした!
ホットケーキ、マドレーヌ、おにぎり、お弁当・・・などなど
どの作品も職員がヤマネコの特徴(虎耳状斑など)を考えながら
一生懸命手作りしました!
今回は優秀賞、最優秀賞ではなく・・・
『ユニーク賞』『作ってみたい賞』『食べてみたい賞』を作り、
それぞれ魅力を感じた1枚に票を入れていただきました!
来館者、178名から投票いただいた結果、
以下の作品が入賞しました!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ユニーク賞【りんご】
作ってみたい賞【パン】
食べてみたい賞【パン】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なんと!パンが2つに入賞です!
来館者の皆さまへある職員の気合いが伝わったようですね(^^)/
そして、特別賞として【大根おろし】が選ばれました!
ご投票いただいた皆様
ありがとうございました。
また、作品を提出いただいた
職員のみなさんお疲れ様でした。
作り始めるととても楽しかったですよ!
ヤマネコをモチーフにした食べ物に
皆様もチャレンジしてみませんか?
私は、近々ヤマネコのラテアートに挑戦したいと思います(^^)/
さて、次回のTWCCヤマネコ杯は、
何をテーマにしようかな!?と考え中です。
今後もTWCCヤマネコ杯を続けていこうと思いますので
TWCCヤマネコ杯が始まりましたら、
皆様、投票にご協力お願い致します!
テーマも時期もまだ未定ですが・・・次回もお楽しみに(・∀・)★
2016年03月22日ヤマネコ教室☆
センター職員日誌 小宮
みなさん、こんにちは!
普及啓発を担当しています小宮です。
先日、ヤマネコ教室に上対馬町まで行ってきました。
今回ヤマネコ教室をご依頼してくださったのは、
『子育て支援センター アップルかみつしま』さんです(^^)/☆
0、1、2才児の親子を対象にヤマネコ教室を行うことが初めてで
担当した職員もとても緊張していたようですが、
つばきちゃんと一緒にヤマネコの特徴や食べ物について
楽しみながらお話してきたようです。
特徴を学んでもらった後は、
可愛い子ども達・ママさん達と一緒にヤマネコの帽子を作りました。
楽しむ子ども達・・・
真剣なママ達・・・
最後は、つばきちゃんと写真を撮りました☆
アップルかみつしまのみなさま
ありがとうございました!!
ヤマネコ教室の依頼は、小学校・中学校・高校からが多い中で
今年度は、素敵なおじさま達の所属している上対馬八日会さんに声をかけていただいたり、
鶏鳴幼稚園さんやアップルかみつしまさんにご依頼をいただきました!!
就学前の子ども達を対象にヤマネコ教室を行うのは
平成27度が初めてで・・・小さい子ども達にも
少しでもヤマネコに興味を持ってもらえるように
プログラムシートを作成し、
職員も楽しみながら行うことができました。
今年度の経験を活かし、
今後も小学校・中学校・高校はもちろんのこと
幼稚園や保育所などでもヤマネコ教室を
ご活用いただけるように努力していきたいと思っています!
今後ともよろしくお願い致します。
2016年03月13日千俵蒔山野焼き開催!!
センター職員日誌 吉岡
こんにちは☆
普及啓発担当の吉岡です。
3月6日に雨天のため延期になっていた千俵蒔山の野焼きを
3月13日に無事実施することが出来ました。
千俵蒔山の野焼きとは、
かつて佐護では農業をしていく上で欠かせなかった牛の飼料を、
千俵蒔山の草原から調達していました。
草原を維持するために毎年2月から3月頃に千俵蒔山の
野焼きを行っていました。
ところが、農業の機械化や農業離れによって牛を飼う必要がなくなり、
千俵蒔山の野焼きも行われなくなりました。
その結果、植生の遷移によって草原は人の手が入らない暗い森林へ変化していきました。
草原はツシマヤマネコのエサとなる小動物が多く生息していたと思われ、
千俵蒔山が人の手が入らない暗い林に変化したことは、
ツシマヤマネコにとってエサ場の減少につながったと考えられます。
佐護地区では住民が主体となり
「かつての千俵蒔山の草原を再生させたい、
自分たちが子供の頃に見た草原を子供達に継承したい」
と、千俵蒔山草原再生プロジェクトを立ち上げました。
そして、2008年3月9日に40年ぶりに野焼きが行われました。
昨年は千俵蒔山の風力発電施設建て替え工事のため、
実施されませんでしたが、
今年で6回目となった今回の野焼きは、
天気にも恵まれなんとか開催することができました★
朝早くから消防団や地域の方々が集まって開催しました!!
消防団ごとに定位置につき、
点火開始のサイレンの合図で一斉に火をつけます。
火を付ける場所は風向きや地形を考えたうえで決定するそうです!!
風下に火をつけると一気に燃え広がり、
あっという間に焼け野原になっていきました(゚Д゚)!!
消防団やボランティアの方々は、
予定区間よりも外に燃え広がらないよう消化を行います。
一昨年は風の影響で1区間しか実施できませんでしたが、
今回は無事、全区間実施することができました。
春には野焼きを行った部分が、
緑色の草原になるのがとっても楽しみですね(^^)☆
2016年02月20日ヤマネコ交通事故発生
センター職員日誌 蔭浦
2月18日夜、今年度11件目となるツシマヤマネコの交通事故が発生しました。
上対馬町舟志の県道上で午後6時50分ごろ発見され、
発見時はまだ体温があったため事故に遭った直後と思われます。
立派な体格のオスの成獣でした。
当日は夕方から小雨が降っていて、暗くなるのが早く
見通しが悪かったことも原因かと思います。
↑ヤマネコが倒れていた現場(※事故の翌日撮影)
この付近では、調査により複数のヤマネコが生息していることが分かっており、近年ヤマネコの交通事故対策を取り入れた道路工事を進めていただいていました。
さまざまな交通事故対策が行われている場所でも
ヤマネコ飛び出して来ないとは限りませんので、
どんな場所でも「ヤマネコにも優しい運転」を心がけていただけたら幸いです。
また、日が長くなってきてはいますが、
ぜひ早めのライト点灯をお願いいたします!
(人の事故、ヤマネコの事故両方を防ぐことにつながります)
2016年02月09日【がんばくん】と【らんばちゃん】
センター職員日誌 小宮
みなさん、こんにちは(・∀・)
普及啓発担当の小宮です!
先日、ヤマネコセンターに長崎県の県鳥である
オシドリの【がんばくん】と【らんばちゃん】が遊びにきてくれました~(^^)/
がんばくんちゃーんと、記帳してくれましたよ!
2羽で仲良く【福馬くん】の餌やりの見学をしたり、
ビジター内を楽しそうに見学してくれました☆
顔出しパネルをみるといつもはめるんだそうですよ~!
なんとも可愛い2羽ですね(^^)/
【つばきちゃん】も近くにいたようで遊びにきてくれて、
元気いっぱい2羽に圧倒されつつ・・・
なかよくしようね!と握手やハグをしていました!
良い天気だったので外でも記念撮影☆
つばきちゃんは眩しさに一時固まっていましたが、
がんばくんは元気に走り回って
カメラを追いかけてきていました(*^-^*)
つばきちゃんはもちろんですが・・・
かんばくん、らんばちゃんも
また、ヤマネコセンターに遊びに来てくれるかもしれないですよ(^^)/
みなさんも是非、遊びきてくださーい☆
2016年01月21日消しゴムでヤマネコのスタンプを作ろう!!
イベント情報いろいろ 小宮
みなさん、こんにちは★
普及啓発を担当の小宮です。
2月27日(土)に自然ふれあいイベントを開催致します!
『消しゴムでヤマネコのスタンプを作ろう!』
・日時:2月27日(土)13:00~15:00
・場所:対馬野生生物保護センター
・内容:ヤマネコの消しゴム判子作ります
・対象:小学4年生以上
※小学3年生以下で参加されたい方は、保護者の方と一緒に作業することが条件となります
・定員:20名
・参加費:1人500円(材料費、保険料を含む)
※2人で1つの消しゴム判子を作業していただく場合は、1人は保険料のみ
・申し込み方法:参加者の名前、年齢、性別、住所、連絡先を
対馬野生生物保護センター【0920-84-5577】までご連絡ください
・申込締切:2月19日(金)
※締め切り前でも定員になり次第、締め切らせて頂きます
一緒にヤマネコのスタンプ作りませんか?
参加お待ちしております!!
2016年01月07日東京でのイベント★
センター職員日誌 吉岡
あけましておめでとうございます★
普及啓発担当の吉岡です(・∀・)!!
2016年ひとつ目のイベントのお知らせです!!!
今回はなんと!!
東京でイベントを開催致します(^^)/
対馬市とシダックスが共催で行うイベントに、
センターもよんで頂きました★
日本の中心、東京渋谷のど真ん中で、
九州最北端に位置する国境の島、対馬を知ってもらい、感じてもらうため、
島ならではの暮らしぶりや自慢の特産品、風土、歴史、魅力など、
島の衣・食・住全てを網羅した「島はしまなり=ありのままの対馬」を提供します。
対馬に興味を持っていただき、訪れてみたいと思える催しやブースなど、
ここに来れば、対馬の全てを堪能できる盛りだくさんの内容となっていますので、
対馬を知っている方も知らない方も、是非、お誘いのうえ、足をお運び下さい!
*イベント概要*
◇28年1月22日(金)~24日(日)10:00~17:00(※24日のみ16時まで)
シダックス カルチャービレッジ(東京都渋谷区神南1-12-10)
1F(エントランス):プチ物産展、観光案内等
6F:企業面談会、観光案内、移住相談、ワークショップ等
8F(ホール):トークイベント、映画上映会、展示会等
◇28年1月16日(土)~24日(日)
東京メインダイニング(渋谷区神南1-12-13 渋谷シダックスビレッジ1F)
対馬の特産品を使ったオリジナルメニューの展開
そんな盛り沢山なイベントの中、
対馬野生生物保護センターは、
1月22日(金)お昼~24日(日)まで、
シダックス カルチャービレッジ6Fで
ツシマヤマネコブースを出展させて頂きます!!!
等重ぬいぐるみや、消しゴム判子、
パネル展示などを行います★
ツシマヤマネコってなに?という方!!
是非この機会に足を運んでみてください(・∀・)
ツシマヤマネコの魅力お伝えします。
また、対馬市農林水産部農林しいたけ課と共催で、
『楽しく学べる!!対馬の有害鳥獣対策!!
シカ・イノシシの革でヤマネコキーカバー作り』のイベントを
イベント期間中の23日(土)に行います★
*詳細*
日時:平成28年1月23日(土)11:00~ 14:00~
場所:シダックス カルチャービレッジ 6F(東京都渋谷区神南1-12-10)
主催:対馬市農林水産部農林しいたけ課・対馬野生生物保護センター
内容:レザークラフト体験でヤマネコキーカバーを作ります♪
対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
定員:どちらも20名程度
参加費:1人1000円
応募締切:平成28年1月21日(木)
申し込み方法:対馬野生生物保護センター【0920-84-5577】吉岡・小宮までご連絡ください。
※当日参加も空きがあれば受け付けます。
今回対馬島外で行うイベントは初めてで
ワクワクドキドキしています(・∀・)★
皆さんに楽しんで頂けるイベントになるよう、
頑張りますので是非、ご家族・お友達と遊びに来てくださいね!!
2016年01月05日ツシマヤマネコの保護について
センター職員日誌 西野
平成27年12月26日(土)、対馬市上対馬町豊において、対馬野生生物保護センター(以下、「センター」といいます。)の職員が衰弱しているツシマヤマネコを発見し、住民の協力を得て保護し、センターに収容しましたのでお知らせします。
1 保護の経緯
平成27年12月26日(土)午後2時頃、上対馬町豊の山林内で野外調査中のセンター職員が衰弱しているツシマヤマネコを発見し、午後3時30分頃に住民の協力を得て保護しました。
その後、センターにおいて検査を行ったところ左前肢に外傷があり麻痺している状態でした。
2 個体情報
(1)性別 メス
(2)年齢 成獣
(3)個体の状態 左前肢に外傷があり、麻痺しています。
削痩が著しく、低血糖や低栄養性貧血が認められました。
左前肢麻痺により十分な食事を確保できない時期が長期に渡っていたことが予測さ
れます。
(4)FIV、FeLV検査 簡易検査の結果、陰性。
(FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)
(5)今後の予定
引き続きセンターにて治療を継続し、今後の回復に応じて放獣等の対応を検討します。
皆さん、はじめまして。
四月から新しく対馬野生生物保護センター(ヤマネコセンター)にやってきました佐藤です。センター業務の統括します。どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
さて、ヤマネコセンターに車でいらっしゃる方は来館者用の駐車場に駐車し、2~3分ほど歩いてセンター本館にたどり着くことになります。この駐車場とセンター本館の間の道は今の季節は満開のツツジや新緑を眺めることが出来て、歩くとなかなか気持ちが良い道です。
この道の脇にはちょっとした池とそこから流れ出る川があります。↓のような具合です。
先日ヤマネコセンターへの出勤途中にこの池の中を覗いてみると、、、紐の生えた黒い玉のようなものが池の底にたくさんいました。
よーく見てみるとオタマジャクシです。
池の隅には水面に浮かび上がって口をぱくぱくしている集団もいました。(ちょっと気持ち悪い写真かも。。。)
なかには水棲昆虫の死体を食べているオタマ集団も。
オタマジャクシは肉食系なのですね。考えてみれば大人のカエルは蚊やハエなどを食べますからその子供のオタマジャクシも肉食なのも当然です。
オタマジャクシはやがてカエルになり、カエルはツシマヤマネコの重要な食料になります。
センター脇の小さな池でもたくさんのオタマジャクシが暮らしていける対馬の自然はとても豊かだなと思います。この池のオタマジャクシ達も、虫やプランクトンをたくさん食べてカエルになって池を巣立っていって、今度はツシマヤマネコや他の動物の餌になったり、来年に向けて大繁殖したりして欲しいものです。
ここ数日、対馬も気温が上がっています。ヤマネコセンターがある集落でも水が張られ田植えを終えた田んぼが多くなってきましたし、夜の田んぼから聞こえるカエルの声もずいぶん賑やかになってきました。カエルが好きなヤマネコたちも喜んでいることでしょう。
新しい生命を感じることが多い初夏の雰囲気が対馬でも増してきています。
※ヤマネコセンターの来館者駐車場からセンター本館の道路脇の柵は一部倒壊しております。池の中の生物を観察する際には十分お気を付けください。