対馬野生生物保護センター

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2005年9月:センターの活動日誌・大林

2005年9月の活動

コウノトリの野生復帰とツシマヤマネコ2 

投稿者:大林 投稿日:2005/09/28(水曜) 21:25 No.790

私も来るべきヤマネコの未来のためにも是非と思い、村山さんと同じくコウノトリの放鳥と国際会議に参加してきました。

放鳥の現場に行くとそこには人人人。
なんと3500人がそこに集まっていたそうです。
放たれた5羽のコウノトリたちはその上を優雅に飛んでいき、しばらくの間皆さん興奮さめやらぬという感じでした。

私自身が会議や放鳥を通じて最も印象に残っているのは、豊岡の人たちの郷土が好きだという思いでした。コウノトリを代表とする豊岡の自然や文化を誇りに思い、どんな町にしていこうかと真剣に議論したり、演じたり(ミュージカル)、郷土の料理を振る舞ったり。
ここまで来るまでの長い年月、いろいろあった思いますが、本当に素晴らしいと思えました。

ところで、
皆さんにとって対馬はどんなところですか?
そして、対馬は好きですか?

対馬が好きな人、もっともっと対馬が好きになれるよう、
対馬が嫌いな人、少しでも対馬が好きになれるよう、
対馬の良さを生かしながら対馬を変えていきませんか。
対馬を一番変えていける方は対馬に住んでいる方だと思います。
あきらめや批判だけでなく自ら行動していきましょう。
この素晴らしい島、対馬にいるのですから。

10年後

投稿者:大林 投稿日:2005/09/13(火曜) 22:16 No.778

本日、飼育ケージのところで大きなツシマヒラタクワガタがいたのを飼育の松原さんが見つけ、見せてくれました。その大きさとそして黒光りするその体のきれいさ、本当に感動しました。
でも同じく飼育の川口さんやちょうど来ていた地元のボランティアのNさんに言わせると昔はこんなんいっぱいいたんだけどなー。最近見なくなったなー、と。
最近といってもそんな昔ではありません。昔といっても10年とか20年ぐらいとかそのぐらいの話です。
乱獲のためか、対馬の自然の質が低下したためか、その両方か原因はわかりませんが、そのことを聞いて、10年後対馬の虫たちがどうなっているか少し寒さを感じました。

台風がすぎて

投稿者:大林 投稿日:2005/09/07(水曜) 18:42 No.771

台風14号が過ぎました。
昨日はセンターもお休みさせて頂きましたが、本日は台風一過で非常に気持ちの良いお天気でした。
しかし、対馬でも台風の爪痕はそこかしこに残っていました。
他の地域に比べまだまだ被害は少ないと思うのですが、写真のように杉の木が倒れ電線を切っていたり、大量のゴミが海岸沿いに打ち上げられていたり・・・。山の中でも昨年に引き続きドングリもいっぱい落ちてしまったのではないでしょうか?ヤマネコや対馬の生き物たちの今後も心配です。
人間の思いや努力と関係なくふるわれる自然の猛威。すさまじいものです。来るものと備えて、なんとかうまく折り合って対処できる方法があればいいのですが。

追伸
ヤマネコもセンターも今回の台風での被害は特にありませんでした。一安心です。