対馬野生生物保護センター

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2005年7月:センターの活動日誌・前田

2005年7月の活動

ツシマヤマネコ展

投稿者:前田 投稿日:2005/07/28(木曜) 22:31 No.735

 今日から「ツシマヤマネコ展」が始まりました。9月6日まで、島内3会場(上対馬総合センター、峰地区公民館、佐須地区公民館)を巡ります。この移動展示を通じて、より多くの方々に、ヤマネコのことやセンターの取り組みを知ってもらい、また、身近に感じてもらえたら嬉しい限りです(^▽^)/~
 展示の詳細については、イベント情報いろいろをご覧ください。
 
 ↑上対馬総合センター。実習生に設置を手伝ってもらいました。みんなありがとうね!

ヒゴタイ

投稿者:前田 投稿日:2005/07/20(水曜) 22:35 No.727

 先日、上県町内で初めてヒゴタイ(キク科の大陸系植物)を見ました。第一印象は?というと、確かに「可憐」なのですが、開花前ということもあって、ま~るい花序をじーっと見ていたら何かの病原菌に見えてしまいました^^;
 実はこのヒゴタイ、絶滅危惧ⅠB類にリストアップされています。ヒゴタイは草原性の植物で、草地の開発・株の採集・草原植生の遷移が減少の主な要因とされています。
 先週の対馬の人口の話とつながりますが、過疎化の進行もあって、かつてのような草刈り・火入れなどの草原管理が行われなくなったことが、減少の要因として大きいのではないかと強く感じました。今日ヒゴタイを見ることができるのは、海岸部の風が強くて自然の草地が残っているところなのだそうです。僕が見たところもそんな場所でした。

人口

投稿者:前田 投稿日:2005/07/14(木曜) 00:21 No.720

 沖縄や屋久島、小笠原など、都市部からのIターンによって人口が増加している島を除き、ほとんどの日本の離島は人口減少の途にあります。対馬も例にもれず、その傾向は顕著で、3万人台を目前としています。

 「住民も、住み続けている人、Uターン者、Iターン者を問わず、それぞれが自分自身の島への想いを追求しながら、その能力、経験を生かし合い、協力し合っていくことなしに離島社会の発展は実現できない。」 全国離島振興協議会(2001):離島振興法改正検討会議報告より

 人口が減少し、島づくりの主体が多様化する今日にあっては、まさにそうしていくことが、対馬の発展にもヤマネコ保護にも重要なのだと思います。その中で、私ができることは微々たるものなのでしょうが、やってやるぞ!と改めて意気込みに燃える今日この頃でした。

日帰り!?

投稿者:前田 投稿日:2005/07/07(木曜) 09:36 No.715

 韓国からの団体ツアー客の来館対応中、添乗員さんに聞いてみました。

 Q:「センター以外、対馬のどのあたりを観光されるのですか?」
 A:「対馬の北部地域。日帰りです。」
 Q:「対馬にはよく来られるのですか?」
 A:「週3回ぐらいです。」

 答えを聞いて度肝を抜かれました。対馬では韓国人観光客が年々増加しているとは知ってはいましたが、まさかわが国で日帰国際観光が成り立っているとは思いもしませんでした。
 センターがある棹崎公園から、韓国・釜山までわずか49.5㎞。天気が良いときは夜景や市街地・山並みが見えるほど。釜山という大都市との近接性の高さに加え、交通機関の高速化と安定化。さらに加えて、対馬はノービザ特区(「しま交流拡大特区」:構造改革特区)。
 ビジター対応しながら、本気で韓国語を勉強しようと思いました。

←棹崎公園から見た韓国の山並み(今年2月の写真です。すみません;;)

追伸:水曜日の投稿なのにうっかりしていました。大変失念いたしました。