対馬野生生物保護センター

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2005年7月:センターの活動日誌・木村

2005年7月の活動

もうじき来る猛暑に向けて食べたいもの

投稿者:木村 投稿日:2005/07/11(月曜) 20:23 No.719

対馬では、道沿いや崖の上などのいたるところで、木製の小さな楼のようなものがみられます。これらは蜂洞と呼ばれる、ミツバチが中で巣をつくりやすいように、人口的に加工された樹洞のようなものです。対馬の蜂蜜はニホンミツバチによるもので、濃厚でおいしいと評判ですが、普通行われる養蜂とは異なり、「蜂洞に蜂が入ってくれるかどうか」にかかっています。生業としては成り立っていないようですが、高値で取引されるためギャンブル性があり、なによりも食べて美味しいということで仕掛けている人は多いようです。

先日、梅雨の晴れ間に外に出かけてみた先で、ミツバチでびっしり塗り固められた蜂洞を発見しました。もう中には入りきらないといった感じで、ミツバチたちが寄り固まっていました。中はさぞかし、蜜でいっぱいなのでしょうね。

梅雨の中休み

投稿者:木村 投稿日:2005/07/05(火曜) 09:51 No.712

九州を除いて、各地は梅雨の中休みに入ったようですね。
対馬はというと、降ったりやんだり、不安定な天気が続きます。

雨降りの合間のほんの僅かな晴れ間には、生き物の影をとても色濃く感じます。雨が止むのをじっと待っていた生き物たちが一斉に活動を始め、その中に雨好きの生き物も混じっているという、なんとも濃い世界なのだと思います。

こんな日はゆったりとした気分でお散歩に出かけたくなりますね。