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2011年05月05日福岡市動物園におけるツシマヤマネコの死亡について(お知らせ)

ツシマヤマネコニュース 水崎

福岡市から、別添のとおり福岡市動物園で飼育されていたツシマヤマネコ1頭が死亡したとの情報提供がありましたのでお知らせいたします。

1.死亡した個体の概要
  今回死亡した個体は、平成23年4月27日に、福岡市動物園で生まれた個体(No.61)です。

2.現在の各施設の飼育状況




福岡市の記者発表資料です。

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2011年04月28日福岡市動物園におけるツシマヤマネコの出産について(お知らせ)

ツシマヤマネコニュース 水崎

環境省では、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」に基づく「ツシマヤマネコ保護増殖事業計画」のもと、日本動物園水族館協会及び同協会加盟動物園の協力を得て、ツシマヤマネコの飼育下繁殖事業を行っています。
今般、同事業に協力いただいている福岡市動物園において、今年初の飼育個体による出産がありましたのでお知らせします。

1.今回の福岡市動物園における出産について
○平成23年4月27日(水)午後0時44分、仔ネコ1頭(性別等未確認)を出産
○今回出産したメス親は、平成17年2月に長崎県対馬市で保護された個体であり、昨年、一昨年に次いで同じペアによる3度目の出産です。また、オス親は、平成16年11月に、同じく長崎県対馬市で保護された個体です。
○福岡市動物園では、平成8年にツシマヤマネコの飼育を始めて以来、これまでに、飼育下繁殖により40頭の出産を実現しています。
○詳細は、別添(福岡市資料)のとおりです。

2.ツシマヤマネコの飼育下繁殖事業について
○ツシマヤマネコの飼育下繁殖事業については、「ツシマヤマネコ保護増殖事業計画」に基づき、次の目的で実施しているものです。
(1)対馬の環境が改善し、生息地で安定して生息が可能になるまでの生息域外での種の保存。
(2) 野生個体群の保護活動の補完(野生復帰など)。
(3) 科学的データを収集、解析し、生息地でのヤマネコの保護対策に応用する。
(4) ツシマヤマネコの現状について全国的に普及啓発を行うことで、野生個体群保護の推進に資する。

○飼育下繁殖は、福岡市動物園で始められ、現在は井の頭自然文化園、富山市ファミリーパーク、よこはま動物園ズーラシア、西海国立公園九十九島動植物園が参加して行われています。環境省では、今後とも福岡市動物園をはじめ、飼育協力園と協力して、飼育下繁殖事業を推進していくとともに、対馬における生息環境の保全、生息地の改善に取り組んでいくこととしています。


今回繁殖したメス親

福岡市からの記者発表資料です。

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2011年04月19日保護したツシマヤマネコの放獣について

ツシマヤマネコニュース 水崎

平成23年1月23日(日)に対馬市峰町志多賀(したか)において地域住民の児玉惣一さんの協力の下、保護されたツシマヤマネコについて、血液検査等の結果異常がなかったことから、4月18日(月)19時頃、保護された付近の山中に放獣しましたのでお知らせします。

1 保護されたツシマヤマネコの放獣
 平成23年1月23日(日)に対馬市峰町志多賀において地域住民の児玉惣一さんに発見され、対馬野生生物保護センターに保護・収容していたツシマヤマネコについて、血液検査の結果感染症など他に異常が認められないことから、4月18日(月)19時頃に、保護された付近の山中で放獣しましたのでお知らせします。

2 個体の情報(保護収容時)
(1)性別  オス
(2)年齢  亜成獣(平成22年春生まれ)
(3)体重  1,500g(放獣時は3,210g)
(4)個体の状況  若干やせ気味
(5)FIV、FeLV検査  共に陰性
   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)


野生復帰の時の写真です。
一直線に出ていったため、ヤマネコがぶれてしまいました。

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