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平成15年11月3~4日と11月17~22日の期間に、酪農学園大学と日本獣医畜産大学でツシマヤマネコ展を開催されました。
人と自然の関係に深い関心をもつ学生達の眼には、ツシマヤマネコとツシマヤマネコが置かれている状況はどのように映ったのでしょうか。
11月17日から22日まで、北海道の酪農学園大学でツシマヤマネコ展を開きました。
学生がたくさん通る所で行っていたので、予想以上に多くの方が足を止めて見ていってくれました。うれしかったなぁ!
これは、フンコ-ナ-・足跡コ-ナ-・鳴声コ-ナ-の写真です。実際に、目で見たり、手で触れたり、耳で聞ける仕掛けのコ-ナ-に大学生も興味深々という感じでした。
スタンプや、ネコの実物の重さの置物も女子大生の心をつかんでました。
普段対馬に行かないと見れないものが、遠い北海道で見れるなんて、考えてみるとすごいですね~。
今回パネル展を開いたことで、ツシマヤマネコの事を多くの人に知ってもらえたと思います。こうやって少しずつヤマネコ保護の輪が広がっていってほしいです。
酪農学園大学野生動物研究会は、動物や植物などについて調査・観察・研究などを行っているサ-クルです。主な活動フィ-ルドは、札幌市・江別市・北広島市にまたがる道立自然野幌森林公園で、ちょうど酪農学園大学の南に広がっています。パネル展とは、そうした活動を学生に知ってもらう場であり、ツシマヤマネコのことを知ってもらうよい機会と考えました。五日間の展示の中での学生の反応は様々で、実際に目で見たり、声を聞いたりなどの体験型展示品といった工夫がとても好評でした。
平成15年11月3日と4日に、日本獣医畜産大学の学園祭でツシマヤマネコ展を行いました。
ツシマヤマネコのことをたくさんの人に知ってもらうために野生動物学教室の室員が協力し、対馬野生生物保護センターからお借りした展示セットでツシマヤマネコ展を行いました。
1日目は晴れ、2日目は雨でしたが2日とも多くの人が展示を見に来てくださいました。見に来てくださった方の中には日本獣医畜産大学の学生や他の大学の学生も見られましたが、特に大学周辺に住んでいる方が目立ちました。その中でも子供連れのご家族が多かったです。見に来てくださった人のほとんどがツシマヤマネコの存在を知りませんでしたが初めてツシマヤマネコの写真を見て、かわいい!といった感想が多く聞かれました。子供には鳴き声コーナーや、糞分析コーナーが人気で、特にツシマヤマネコの威嚇している鳴き声には驚いていました。今回のツシマヤマネコ展では、多くの人にツシマヤマネコが絶滅の危機に瀕しているという現状を知ってもらうことができたと思います。
風景1:パネルコーナーの様子
パネルでは、ツシマヤマネコの生活、現状、保護活動などについてわかりやすく解説してあります。
風景2:パネルコーナーの様子
皆さん熱心に読んでいました。
風景3:体感コーナーの様子
子供には鳴き声コーナーや、実物大模型が人気でした。ツシマヤマネコの威嚇をしている時の鳴き声を聞いて、かわいいのに声は怖い!という感想を聞きました。
風景4:ビデオコーナー
ツシマヤマネコの調査の様子や福岡市動物園で生まれた子猫の映像などの上映と、ツシマヤマネコに関する本が閲覧できるコーナーを作りました。
風景5:本の販売
ツシマヤマネコの本の販売をしました。多くの方にこの本を読んでもらいたいです。