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投稿者:村山 投稿日:2003/12/17(水曜)13:36No.338
セレモニーでヤマネコを守ろうと宣言してくれた佐護小学校の児童たちは、その後もセンターでの学習を続けています。「ヤマネコにとってのすみやすい環境」や「自分たちの生活とヤマネコ」ということについて、具体的に想像力をもって質問をしてきてくれるので、前向き姿勢があっていいな~と感心しています。
ツシマヤマネコについてわかっていないことも多くありますが、工夫してイリオモテヤマネコや他のヤマネコの資料を参考にして、ツシマヤマネコの場合はどうなのかをみんなで考えています。食べ物をくわしく調べるためにフン分析をもっとしたいという子も出てきました。好きな環境を知るために、公開になったヤマネコが好んで使うところを教えて欲しいという子もいました。下島ではどうしてヤマネコが居なくなったのか、考えるうちに上島と下島の地形の違いに気がついた児童も居ます。2月に総合学習発表会があるとのことですが、楽しみです。
佐護小学校はお騒がせヤマネコが鶏小屋に入った友谷が校区に含まれます。そんなふうに身近にヤマネコが存在しているというのも、佐護ならではです。人間と野生動物との共存は地域ごとによって方法も違ってくるのではないかと思います。今、実際に生活している身近にいるけれどもほとんど姿を見せない野生動物、ツシマヤマネコとの共存を考える時、佐護小学校の子供たちならどんなふうに解決しようと考えるか、こんど質問してみようかなと思います。