ホーム >> 報告書・資料・パンフレット >> 過去のセンター活動 >> センターの活動報告(2003年) >> 2003年12月の活動
投稿者:荻野 投稿日:2003/12/25(木曜)19:08No.342
今週の月曜日は三谷さんのフン消失調査の手伝いをするため、志多留・田ノ浜を一日歩きました。夏場の痕跡調査では、気温や昆虫の分解のためかヤマネコフンがあまり見つかりませんでしたが、最近はわりと生き残る(?)確立が上がってきているらしいです。中には半年以上も残っている強者も!その日は暖かく歩いていて楽しい調査でした。
さて今日はクリスマス当日、学校は完全に冬休み突入ですが本日の来館者数は落ちつきを見せています。来館された方の中には公開後何度もヤマネコを見に来ていただいている方や「昔見たことがある」というお年寄りまで様々ですが、皆さん公開を喜んでくださっています。しかし今日の棹崎は一日中強風に見まわれ、ヤマネコも木の上で強風に体をゆらゆらさせている場面も見られました。いつものことながら、棹崎の風はすごいです!これからが寒さ本番、気合を入れて乗りきります。
投稿者:三谷 投稿日:2003/12/19(金曜)16:26No.339
今日は、寒かったですね。
フンの消失調査に上県町の西海岸沿いの林道を歩いてきましたが、寒風吹きすさんでおりました。「調査というより修行か訓練?」と思ってしまうほどでした。いくつものフンが風に吹き飛ばされてなくなっていました。
今年の冬は、暖かかったので、ヤマネコ達は油断していたかもしれません。本格的な冬到来。気合いを入れて乗り切るように!
投稿者:三谷 投稿日:2003/12/12(金曜)18:07No.335
今日からヤマネコ公開の展示対応に合流しました。他の職員の日記にも書いてあるように、センターに来て生きたヤマネコ見たみなさまに感動していただいて感謝しています。ヤマネコや対馬の自然を好きになって興味を持って頂きたいです。
さて、昨日までの私はヤマネコやイエネコの食性を調べるために拾ったフンを分析していました。フンからでてきた小さな骨が何か分かるためには、ヤマネコが食べそうな動物の骨の標本が必要です。細かい作業が得意な大学院生Y君の活躍で、対馬にすむ各種のネズミ、モグラ類、カエルの骨をクリーニングして、標本ができました。
これらの動物の骨の中には種類毎に特徴的なものがあります。フン分析のときは、フンを洗った中から特徴的な形の骨を探しだし、何を食べているのか記録します。作業を続けているうちに、動物の種類毎に骨の雰囲気が違うことに気がつきました。○○っぽい感じ、という雰囲気だけでは結果には残せないのですが、面白かったです。写真でご紹介しているのは、モグラの頭骨です。ヤマネコはモグラも食べているのですよ。