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九州地方環境事務所

報道発表資料

2016年10月11日
  • 結果報告

福岡県北九州市等におけるツマアカスズメバチの秋期の生息状況調査結果(速報)(お知らせ)

環境省では、特定外来生物であるツマアカスズメバチの営巣や個体が発見された福岡県北九州市と隣接する山口県下関市及び宮崎県日南市において、関係自治体と連携協力し、生息状況の集中調査を実施しています。 今般、新女王バチが巣外に飛翔する前にあわせて、9月1日から、秋期の生息状況調査を実施した結果、ツマアカスズメバチは確認されませんでしたので、お知らせします。 なお、今後も本種の活動に合わせて、地方自治体等と連携協力し、ツマアカスズメバチの早期発見に努めていきます。

1.調査背景

ツマアカスズメバチの侵入・定着を防ぐためには、侵入初期の対策が極めて重要となります。そのため、本年4月に策定したツマアカスズメバチ防除計画に基づき、本種の営巣や個体が発見された場合には、集中的な生息状況調査を実施し侵入初期の防除を徹底して行うこととしています。

昨年9月に営巣が確認された福岡県北九州市と隣接する山口県下関市及び本年5月に女王バチが捕獲された宮崎県日南市においては、これまで5月(越冬後の女王バチが活動する時期)及び7月(働きバチが活発に活動する時期)にトラップによる生息状況調査を実施しましたが、ツマアカスズメバチは捕獲されませんでした。(5月18日及び8月9日発表済み)

なお、本種は、10月になると新女王バチが巣外に飛翔することから、その直前となる9月に同地域においてトラップ及び目視による生息状況調査を実施しています。

2.調査結果概要(詳細は別紙参照)

9月1日以降順次トラップを設置し、10日間程度スズメバチ類を誘引捕獲し、捕獲個体を確認しました。また、発見地点や港湾周辺において、目視による踏査調査も実施しました。

①昨年9月に営巣が確認された福岡県北九州市及び隣接する山口県下関市

・・・北九州市内の営巣確認地点や港周辺の緑地に100個(北九州市68個、下関市32個)のトラップを設置し、スズメバチ類を誘引捕獲した。また、目視による探索調査を実施した。

②本年5月の侵入監視調査により女王バチが捕獲された宮崎県日南市

・・・日南市内の個体捕獲地点や港周辺の緑地に50個のトラップを設置し、スズメバチ類を誘引捕獲した。また、目視による探索調査を実施した。

その結果、ツマアカスズメバチの捕獲及び営巣の確認はありませんでした。

なお、確認されたスズメバチ類は、在来のオオスズメバチ、コガタスズメバチ等でした。

3.今後の調査予定

10月、11月頃は、本種の働きバチの個体数が一層増加し、巣も大型化して比較的発見され易くなることから、港湾周辺に限らず広く住民等による目撃情報の提供をよびかけ、早期発見に努めます。(別添1参照)

また、10月になると新女王バチが飛翔する時期となり、貨物等に混入して拡散するおそれがあることから、船舶等輸送経路上の侵入防止や監視について、韓国または対馬間での船舶等輸送機関の関係者に協力を呼びかけます。(別添2参照)

なお、過去に営巣や個体が確認された北九州市及び隣接する下関市、並びに日南市においては、重点的に監視する必要があることから、11月(働きバチの捕獲効率が最も高い時期)に今回と同様の集中的な調査を実施します。

添付資料

関連Webページ

■ 問い合わせ先
九州地方環境事務所 野生生物課
課 長:横田 寿男
企画官:田上 真吾
担 当:平野 淳
TEL:096-322-2413