対馬野生生物保護センター

[ ホーム ] → [ とらやまの森バックナンバー ] → [ とらやまの森第31号6ページ ]


とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第31号

 

現在のページ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06


外来種 予防三原則 ―「入れない」「捨てない」「拡げない」!


 島には、長い時間をかけ、独自の進化をとげた生き物が数多く息づいています。しかし今、人によって持ち込まれた「外来種」により、島の貴重な生き物たちの生息がおびやかされています。昨年11月23日、この外来種をテーマとする市民シンポジウム、「対馬もヤマネコもー対馬のすばらしい自然とその危機ー」が美津島文化会館で開かれ、約120名が参加して熱心に意見を交換しました。
 シンポジウムでは、沖縄や奄美、小笠原、グアムなど多くの島々で、そして対馬で実際に起きている外来種の影響や対策についての紹介がありました。どの島でも、ひとたび外来種がはびこると、対策には大変な労力・費用・時間がかかり、それでも解決が難しいことが報告されました。
 また、全国的に問題になっているアライグマやタイワンリスが長崎県内で生息域を拡大しているという報告もありました。専門家の先生からは、神奈川県ではアライグマが自分でフェリーに乗って千葉県に移動しているという実例紹介があり、新たな外来種が対馬にいつ入ってきてもおかしくないというコメントも聞かれました。
 まず、島に外来種を入れないこと、そしてペットは捨てずに最後まで責任を持って飼うこと。このシンポジウムでは、外来種問題の予防のためには「入れない」「捨てない」「拡げない」の一人一人の心がけが、最も大事であることを参加者全員で確認し合いました。



さあ、お外にでかけよう! 棹崎公園 お散歩観察会

 11月のお散歩観察会は、「野鳥の巣箱づくりに挑戦!」でした。午前中は棹崎公園で巣箱を利用する鳥、利用しない鳥を実際に観察して、野鳥の暮らしについて学び、午後から巣箱づくりを始めました。親子で巣箱をつくり始めたのですが、いつのまにやら一番夢中になっているのはお父さんです。もちろん親子の共同作業で巣箱は完成しましたが、普段は子どもたちが見る機会の少ない、お父さんの真剣な姿も見られる観察会となりました。


 午前中に観察できた鳥は、メジロ・ヒヨドリ・ハヤブサ・ミサゴ・キクイタダキなど。完成した巣箱は、小鳥が使う様子をいつでも観察できるようにと、参加者のおうちの近くに掛けてもらいました。春が楽しみですね♪
(写真:親子で巣箱づくり♪)

2月3月の観察会

棹崎冬の野鳥観察会
日時:2月26日(日)13:00~14:30
 メジロやヒヨドリなど、ツバキの蜜を吸いに棹崎にやってくる野鳥を観察します。

棹崎春の植物観察会
日時:3月26日(日)13:00~14:30
 初春の植物の代表格、スミレの仲間を中心に、棹崎の植物を観察します。



対馬野生生物保護センターからのお知らせ

休館日

 通常は月曜が休館日ですが、月曜が祝祭日の場合は開館し、その翌日が休館日となります。また臨時休館することもありますので、その都度ご確認ください。

2月 6日、13日、20日、27日
3月 6日、13日、20日、27日
4月 3日、10日、17日、24日

定期購読について

「とらやまの森」は対馬島内全戸配布です。センターのカウンターからもご自由にお持ち帰り頂いていますが、島外の方は定期購読も受付けています。詳細はセンターまでお問合せください。またバックナンバーも同様に受付けております。

 第32号は2006年4月発行の予定です。

「とらやまの森」の記事を引用される際には、出典が「とらやまの森」であることを明記して下さい。


とらやまの森第31号

 

現在のページ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06


[ ホーム ] → [ とらやまの森バックナンバー ] → [ とらやまの森第31号6ページ ]